背景_ノート13

No.13 合計66日におよんだ留置場生活の最後22日

6日間の鑑別所生活が終わり、またもや再逮捕。

最初に逮捕されてからこの2ヶ月間で、差し入れやら何やらで荷物がかなり増えてた俺は、鑑別所から留置場に移送されるだけでも結構な大仕事だった。

入所したことのある人ならわかると思うけれど、鑑別所に入るときや出るとき、留置場に入るときや出るときの身体・荷物チェックは、意外と時間がかかる。

自分の所有物は用紙に1つ1つ書き記していて(本なら本のタイトル、衣服なら衣服の名称や特徴など)、それを全てチェックしていくことになる。

そして、それに間違いないことを俺が確認すると、各欄に指印という指での拇印を押して行かなければならない。

鑑別所の職員は、この2度目の再逮捕で留置場に移送される際、荷物のチェックをする時に怒っていたように感じた。普段は優しいのに。物の扱いが凄く雑で、とにかく忙しいんですアピールも凄かった。

その結果、本を次々に爆速でチェックしていく過程で、本の表紙をビリビリに破られたりもした。

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