田代楽

無職

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【企画録】メカブが空を舞って浦和サポがだまるワケー。僕とカブとゆめちゃんの2年半

相変わらず長いので読まずにインスタだけフォローしていってください 前編はこちら ーー 12月某日、元上司の天野さんから違和感なくナチュラルに仕事を振られた田代楽は寒すぎるカナダの冬のなか朧げな記憶を片っ端から呼び起こすことになりました。前編として公開した映画湯道とのタイアップ記事は、他業種の団体とコラボをするにあたって大切にしていたことを書き示したものです。 ここからは私が2年半以上にわたって担当したカブレラとたかたのゆめちゃん、そしてそのご子息であるメーカブーについ

    • 【企画録】 日本のトレンドになったJ開幕戦ー。橋本環奈がNGだった ”例のアレ” はどう構成されていたのか

      長いので読まずにインスタだけフォローしていってください 後編はこちら ーー この文章を読んでいるということは、日本はもう年末なのでしょう。不思議ですよね、つい最近2023年が始まったと思えばもう年末。生きていると不思議なことが本当にたくさんあります。今年もたくさんの声援とサポートを本当にありがとうございました。みなさんの存在がクラブを前に進め、選手の活力になりました。 さて不思議なことといえば、いまあなたが読んでいるこの文章を私が書いているということです。これは本当に

      • 一寸先はジャスティン・ビーバー。 AIの知らない、 ”らしさ” をつくるアメリカサッカーの『汗臭いブランディング』術

        アメリカ、ロサンゼルス、BMOスタジアム。 メキシコ代表のカルロス・ベラがペナルティキックを右隅に決め、隣のおじさんとハイタッチをし、スタジアムが揺れた。 試合はそのまま終了し、周りにいた名前もわからぬカリフォルニアのセレブリティとハグをしたそのとき、先ほどハイタッチしたおじさんが元イタリア代表のキエッリーニだったことに気がつく。 「Good Game」 一言だけ私に声をかけピッチの仲間と検討を讃えに向かう元アズーリを見ながら、数ヶ月前までJリーグ開幕戦のプロモーション

        • あなたの知らないブルーノメンデス騒動。あの時の彼女の心境とは。

          PHOTO by Nishina Taka 「私からしたらそんな炎上くらいでスタジアムから離れるかって感じでした。」 画面の奥では、軽快なリズムに合わせて踊る4人のサポーターの姿。セレ女が一躍ブームになり、他クラブとは違ったカルチャーを持つようにも思えるセレッソ大阪のファンコミュニティ。2019年、夏。そんなセレッソ大阪のサポーターの行動がきっかけとなり、Jリーグのサポーター内に大きな議論をもたらした。 2020年3月下旬。新型コロナウィルスの感染拡大の影響でフットボー

        【企画録】メカブが空を舞って浦和サポがだまるワケー。僕とカブとゆめちゃんの2年半

        • 【企画録】 日本のトレンドになったJ開幕戦ー。橋本環奈がNGだった ”例のアレ” はどう構成されていたのか

        • 一寸先はジャスティン・ビーバー。 AIの知らない、 ”らしさ” をつくるアメリカサッカーの『汗臭いブランディング』術

        • あなたの知らないブルーノメンデス騒動。あの時の彼女の心境とは。

          この国のフットボールは、はたして自由なのだろうか。

          非常に、言葉を選ばなければいけないテーマを書こうと思っている。 200人弱のフォロワーを抱えるこのnote。書きはじめたのが、2018年の10月。その3ヶ月後にはじめたJsnapsというフットボールカルチャーコミュニティ。 ゆるやかに続けてきて、800人強のひとにフォローされるまでになってきた。なにより一緒にやっているみんなに感謝したい。 このコミュニティをはじめたきっかけは、海外でムーブメントが起こっていたサッカーのユニフォーム×ストリートスナップを日本でもやってみた

          この国のフットボールは、はたして自由なのだろうか。

          マリファナ臭いスタジアムで、本物の観客に囲まれた。

          夜更け、今は亡きアルコ&ピースのオールナイトニッポンシリーズを聞き流しながら羽田空港へ急ぐ。季節はすっかり梅雨でジメジメした気候がなんともうっとおしい。 耳に流れるラジオは聞く人ぞ聞く番組であり、いいかえればそれは聞く人も聞く人なわけだ。笑うポイントがわかっていて、あるいみ様式美を好み、時に厳格である。 ラジオスターの彼らが番組終了後の今なお伝説として称えられるのは、リスナーにその様式美を教えるのがうまかったからだろう。結果としてリスナーと共に作り上げる深夜の時間に多くの

          マリファナ臭いスタジアムで、本物の観客に囲まれた。

          なぜ日本に‘‘フットボールカルチャー’’が根付かないのか。ぼくらは「コギャル」に学ぶことがある。

          「わたし」より「ウチら」。一人称はいつも「複数形」 ーHUFF POSTよりー 千代田線の根津駅を降りて、坂を登ると東京大学がみえてくる。こんなところに美術館なんてあるのか、と思いながらその有名校に沿う路地をあるいていると古民家風の美術館が現れた。 弥生美術館。 4月4日からここで行われている「ニッポン制服百年史―女学生服がポップカルチャーになった!」を観にきたのだ。 ここで観た情報は最後のピースに十分であった。女性に生まれたからには大半の確率で経験する女子高生。ときに

          なぜ日本に‘‘フットボールカルチャー’’が根付かないのか。ぼくらは「コギャル」に学ぶことがある。

          タイプレミアリーグには、ダッサくて最高にかっこいいサッカーがあった。

          マーケットの近くの地下鉄に乗りこむ。もうチケットを買うのも慣れてきた。 グネグネと曲がってバンコクを走る地下鉄は、10分おきくらいにくる。18時前、試合開始は20時なのでスタジアムのご飯でも食べようか。 少し空調の効きすぎている地下鉄はスタジアムのある駅へと急ぐ。今回見に行く試合はポートFCとPTTラヨーンの試合。スタジアムはサッカー専用らしい。なんともテンションが上がる。ちなみに選手は誰も知らない。というか駅からの道なりもわからない。 電車はポートFCのホームスタジア

          タイプレミアリーグには、ダッサくて最高にかっこいいサッカーがあった。

          残念ながら「日本サッカー」は渋谷にある。

          人々が時に駆け足で、時に千鳥足で交差する渋谷のスクランブル交差点。日本のカルチャーを勉強する上で通らざるを得ないこの場所で日本サッカーについて考える。 渋谷になんであんなに人が集まるかはわからないけれど、いくつになっても何回来ても、あのスクランブル交差点を渡る時のひそひそと感じる高揚感は消えることのない。みんなその高揚感がたまらないのかな。 日本とベトナムが対峙したアジアカップは日本の勝利で終わったが、その試合内容なのかもろもろの事象なのかに納得しない方々が、思い思いの感

          残念ながら「日本サッカー」は渋谷にある。

          文化とは、生活か。生きるためにユニフォームを。

          海外のスタジアムでは、意外とユニフォームが着られていなかったりもする。 それをサッカー文化のあれこれと日本人が決めるのはあまりにも表面的だと思ってしまうが。 街でユニフォームを着ることは、あくまでサッカー文化が成熟した結果のひとつに思える。ユニフォームは街で着るものではないという声が多くあるが、そういう話をしたいわけではない。別にグッズでも言葉でもなんでもいいと思う。 きのうの記事のあと、はやくも動き出した。寒い季節はまだ終わっていないが。この動きだって文化のひとつなの

          文化とは、生活か。生きるためにユニフォームを。

          ロストフの14秒。憎いほどに短く、長い。

          記憶が鮮明に蘇る感じがして。5時のアラームが鳴る前に飛び起きてこの文章を書いている。 サッカーとは時にファンタスティックで、エキゾチックで、なんというか残酷で。友達とみているサッカーとひとりでみるサッカーは同じ試合でも違った雰囲気だったり。 日本のサッカーを愛し、それはそれは熱中し、多分地元の友達も高校の友達も大学の友達も「あいつはサッカーに関してはイカレ」みたいな感じになってるんだろうけれど、このnoteを本当はリアルのインスタに投稿したいほど正直に生きてきた。そしてこ

          ロストフの14秒。憎いほどに短く、長い。

          直感と論理の狭間で。説明できないワクワクと、説明できる愛。

          Twitter:@__nenza ・・・ 昨日と一昨日のnoteでは、ものごとを判断する際に「直感的認識」と「論理的認識」の二つが作用していて、その認識に基づき、ひとはかっこいいorかっこ悪いを決めているのでは、ということを書いた。 「直感的認識」は例えばヴァンフォーレ甲府の胸スポンサー『はくばく』をみた瞬間にどう感じるかという認識だ。これに影響を与えるのは図内の要素だ。ぼくは『はくばく』の入ったこのユニフォームをかっこよくないと主張。理由は『はくばく』の日本語はデザイ

          直感と論理の狭間で。説明できないワクワクと、説明できる愛。

          Jリーグ<球技大会。 Jの理念、実現の近道は球技大会にあった。

          Twitter@__nenza いままで散々サッカーの試合を観て来た。 そりゃもっと観ているひとにマウントを取られたらギブアップなのだが、まぁそれなりに観てきた。 その試合一つ一つに思い出があり、好きだったあの選手がゴール決めたなぁとか、あの日は嫌なことがあったけどサッカーが解決してくれたなぁとかいろんなことを思う。 もちろんプロの試合はレベルが高くて、スタジアムの雰囲気もいい。 だけど、振り返ってみるといままでで印象に残っているサッカーの試合のひとつに球技大会がでて

          Jリーグ<球技大会。 Jの理念、実現の近道は球技大会にあった。

          あなたはいつも、僕たちのロマンだった。

          まだ小さかった頃、スタジアムに父親と行くのが好きだった。 バイクの後ろに乗って、国道を駆け抜けるとスタジアムがあった。どんなテーマパークよりも夢があった。かっこよさがあった。 ぼくの好きだったチームはあんまり強くなかった。身の丈に合っていないスタジアムと、いつもふざけてるサポーター。ピッチまでは遠いし、そもそも選手とかあまり知らないし。 父親の仕事の関係で、水曜の夜にしか行けないスタジアムの、なにが好きだったんだろう。不思議で仕方ない。 買ってもらったマッチデープログラ

          あなたはいつも、僕たちのロマンだった。