◯Add one skill で希少価値を

一つのスキルしかない人の価値は、あがっていかない。しかし、スキルを身につけていくことで、希少価値が上がっていき、自身の価値が数百倍になっていく。

例えば、保育士は人材不足だと言われているが、日本の保育士免許保有者は120万人いる。しかし、実際に働いている人は43万人であり、半分以上の人が働いていない。

この理由は「給与が安いから＝価値がないから」である。

では、本当に保育士の給与は安いのか？
理由はたった一つである。

スキルがないからである。
下記のような保育士は希少価値が高く、給与もあがる。

・英語が話せる
・中国語も話せる

あくまで一つの例だが、保育士に加え、複数の言語を話せる保育士は、非常に価値があがる。

つまり、スキルを身につけることで、人の価値はどんどん上がっていく。だからこそ、Add one skillが必要である。

◯日本の職人肌は無意味

専門以外のことを学ぶことが重要である。
優秀な人材や経営者は、必ず多くのスキルを学べる環境をもっている。

まさにその通りである。
今まで自分が会ってきた優秀な方や、偉大な方は、必ず多くの学びを得る環境を持っていた。学ぶ場もそうだが、誰かに会って話を聞いたり、時間を有効的に使ったりと、学ぶことが生活の一部となっている方ばかりである。

◯本を読むのは、100％非効率

インプットは、非生産時間に徹底すること。人間の非生産時間は、一日の中で8時間もある。睡眠に8時間、仕事に8時間だとしても、残りの8時間は何も生産を生んでいない時間となる。

前回のMUPアウトプットで、テレビや飲み会などはいますぐやめるべきだという内容があったが、この時間は全く学びがない。

人に会うことで、生産につながるのであれば、生産時間となるが、時間をどう使うかが重要である。だからこそ、自分の1秒の価値をしっかりと把握しておく必要があるということ。

本は、視覚的にしか情報が入ってこない。聞くことよりも数倍遅いインプットとなる。聴覚を使い情報を入れると同時に、メールをすることだってできる。人は、テレビを見ながらご飯を食べることもできるし、メールを打ちながら、人と話すことだってできるのだから、聞きながらなにか他のことをすることで、24時間しかない1日を有効に使うことができる。

◯考えたこと

自分自身、看護師として働きながらも、看護以外の仕事やスキルで何ができるかと考えた時に、何もできることがないことに気が付き、少しでも多くのことを学ばなくてはいけないと思い、MUP入学を決めた。

看護師は、電子カルテは使えるけど、パソコン技術がなかったり、プレゼンスキルがなかったりと一般的にビジネスで使うスキルがない人が多い。これでは、希少価値が全く上がっていかない。自分たちの給与が上がっていかないのは、誰のせいでもなく、自分以外の誰のせいでもない。

看護師は、生涯学習者と言われるが、年を重ねるごとに、医療以外のことを学んでいく必要があると実感している。