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妊娠後期〜デカすぎるBPD〜

BPDとはあかちゃんの頭の大きさです。

あれは19週。
胎動を感じ始めて、
「本当に私の中に違う生き物がいるぞ!」と
思い始めた頃。

妊婦健診で先生がぽつり
「頭、大きめやね〜。でも元気ですよ〜。」

正直私も夫も頭が小さくはないので
遺伝だな〜、と聞き流したものの
妊婦アンテナはとても敏感なので
帰り道でちょっと検索
「あかちゃん 頭大きい」
すると、ギョッとするような見出し
水頭症の可能性
ダウン症の可能性
「でも、ちょっと大きいだけだしな」
自分に都合が良いように解釈して
この日は「きっと遺伝だ」
そう勝手に結論づけた。

26週の検診
「やっぱり頭が大きい。前より大きくなってる。」
平均と比べてもかなり大きいらしい。
もちろん平均ドンピシャである必要はないけど
±1.5SDが正常値の範囲とされている中で
うちのムチュコは+1.6SDとのこと。
それでも+0.1じゃないか。
大丈夫、きっと遺伝。
そう半分言い聞かせて、
先生もちょっとだけなので経過観察しましょう
との事なので、そうすることになった。

28週の検診
+2.0SD。でかい。
「念のためスクリーニング受けましょうか。」
何がどう念のためなんですか?とは聞けなかった。
あの日ググった見出しがよぎった。
私のあかちゃん、もしかして、、、?

もう28週だし、
今更何かわかったところで産むしかない
し、そもそももっと前にわかっても
堕す気はなかったので
もし何か問題があったとしたら、
それに対処するために早くわかった方がいいと思って
「スクリーニング、受けます。」と答えた。

31週。スクリーニング検査。
正直怖かった。
何があっても産むと決めているけど
当然心の中では
「頼む、何も問題なしであってくれ」と
何度も祈っていた。
おかあさんならみんなそう思うと思う。
小1時間エコーを受けた。

私の祈りが届いたのか
検査結果は
「特に異常は見当たりません。ただ頭が大きいだけのあかちゃんなようです。染色体異常の可能性もほとんどないでしょう。」

ああ、よかった〜〜〜。と思った。
でも10秒後、「ほとんどない???」
敏感すぎる妊婦アンテナが
「少しあるってことか?」と反応した。

「先生、ほとんどない、というのは」
思わず聞いてしまった。
「今回の結果とぴっかさんの年齢から考えると、まあ、まずない。と言うことです。でもお産には何があるかわからないし、ごくごく稀に妊娠中全然異常がなかったあかちゃんが産んで見たら染色体異常と言うことは、あります。」

なるほど。
あとは産んでみないとわからないと言うわけか。
不安は拭えないけど、まあまずないと
お医者さんが言ってるし
残りの妊婦期間を楽しむことにした。

そからは毎日お腹に
「お〜〜〜い、頭は大きくならなくていいよ」と
ずっと話しかけていた。

35週。BPD 93.0mm +1.97SD

大きいままである。
そもそも子宮口は10センチしか開かないのでは?
まだ35週。え、でてこれるか?
そう先生に聞くと
「うん〜ちょっと大変かもね〜
でもあかちゃんは頭は柔らかくて
形を変えながら産まれてくるので下から産めますよ〜」との事。

く〜〜〜。

そしてなんと、ムチュコが産まれたのは
予定日を過ぎた40週2日。

次回、ムチュコ産まれる。
お楽しみに!

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