ダイエットはしようとすると難しい?いろいろな考え方とアプローチについて。
今回の記事は、ダイエットを実践している人、これから実践しようとしている人、ダイエット指導をする人、どなたでも読めるように書いています。
タイトルが投げやりな感じですが、長続きしない、リバウンドするといった話は本当によくありますよね。
巷で言われているような内容は、簡単にアクセスできるので、ここではちょっと違った角度から考えてみました。
目次
<序章>
◆ダイエットの本来の意味?
◆何故ダイエットしたいの?
◆「自己責任だなんて簡単に言わないでもらいたい」
◆生活習慣病と自己管理
◆現実は大変だ
<第1章>ダイエットを続けるのはとても難しい
◆ダイエットは目的ではない
◆体重・体型を変えるのは目的じゃない?
◆続けることはそもそも難しい
<第2章>そうは言っても何か成功するコツは?
◆まず確認しておくこと
◆成功体験を得る
◆体重を気にしすぎない
◆強制力を働かせる
◆何でも波があることを受け入れる
◆自分を肯定して良いんです
◆取り組み自体を楽しむ
◆期限を決める
◆循環を良くする
◆ダイエットなんてやめる
<第3章>モチベーションとストレス
◆モチベーションは変動して当たり前
◆イライラして食べすぎる?
◆ストレスをコントロールする?
むすびに
◆健康情報を公開しているサイト
<序章>
■ダイエットの本来の意味?
ダイエットという言葉はもともとは、食事にまつわることであって、美容や健康のための食事制限だとか規程食といったものです。
現在メディアなどでは、その手段は食事に限らず、「筋トレでダイエット」「ヨガでダイエット」といった表現も見かけます。
しかしまあ、そんな本来の意味はこうだとか、そんなこと言ってても仕方ないし、パーソナルトレーナーに「ダイエットしたいんです」と言ったら、「ダイエットという言葉は本来~」なんて延々語り出したら、面倒臭いですよね。
■何故ダイエットしたいの?
ダイエットしたいというモチベーションはどこから来るのでしょうか?いろいろあるでしょうね。
①見栄えの良い身体になりたい
②健康になりたい、健康を維持増進したい
③打ち込めるものが欲しい
などなど。
いろいろあるという割には3つ?!
そうっすね。細かく書いたところでここではあんまり意味ないですし…。上に挙げた3つから展開していきます。
①見栄えの良い身体になりたい
「見栄えの良い身体」といっても、その人によってイメージするものは違うでしょうね。なので、具体的にどんなイメージなのかは、写真なり何なりで視覚的に見れるものがあれば良いかなと。
ダイエットを実践する人で、パーソナルトレーナーと契約する場合、写真などを見せることはお互いにイメージを共有できますよね。
ま、美容室で格好良いor可愛いモデルの写真を持っていくのが恥ずかしいように、これもちょっと恥ずかしいかも知れませんけど、私はクライアントさんが持ってきても全然気にしませんよ。むしろありがたいです。
②健康になりたい、健康を維持増進したい
食生活の乱れ、太りすぎ、痩せすぎ、そういった場合は、食事や運動を見直した方が良いでしょうね。良いでしょうねと書きましたが、健康を意識するならです。
ちなみに健康の定義はひとつではないようですが、ここでは有名なWHOの定義を確認してみましょう。
『健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)』 日本WHO協会ホームページより
ハードルたっけー!!
そうなんです。無理っす。私は不健康っす。WHOの定義が全てではないですが、健康的な食事とか、健康のための運動っていうものは、あくまで健康の維持や増進を図る上での方法の一部に過ぎないということですね。
■「自己責任だなんて簡単に言わないでもらいたい」
この定義だと、病気であれば健康でないということになりますけど、病気だからと言っても、仕事、学業、家事、育児などに取り組んでいる人達はたくさんいるので、個人的には「健康が一番」みたいな風潮もどうかなと思う面もあります。
もちろん、病気や怪我を望む人はそうそういないだろうし、本人にとってはやっぱり辛い面もあるでしょうから、治るものなら治りたい、予防できるなら予防したいというのは自然であろうと思います。
ただ病気や怪我を「自己責任だ」「ちゃんとやれば予防できるはずだ」なんて他人が偉そうに言うのは違うだろうと思いますね。
■生活習慣病と自己管理
「生活習慣病」という言葉は、医師の日野原重明先生が名づけられ、生活習慣を見直す重要性が認識された良いきっかけであったと言えます。
「病気になるのは、あなたの生活習慣が乱れているから。あなたに責任があるのよ!!つまり自己責任なのよ!!」
というように、全てを生活習慣のせい、自己責任である、そういった論法はさすがに無理があるだろうと思います。
ま、タバコや酒を大量に流し込んでいるとか、そういう場合は、自己管理の問題だという割合が大きいでしょうけど、これも依存症の話になると簡単な話ではないなと。
職場の上司が仕事をどんどん押しつける、上司のマネジメント能力の低さで被害を被っているにも関わらずですね、
「キミ~体調不良なんて体調管理がなってないんじゃないのぉ~社会人としてなってないんじゃないの~」
なんて言われた日にゃですね…
「(あかん、それはあかんでぇ!)」
だけど、気持ちはわかりますよね。誰のせいだと。誰の尻拭いをしているんだと。
「オメェのせいだろが!ク◯が!!」
いやまあ、気持ちはわかりますよね。誰のせいだと。誰の尻拭いをしているんだと(2回目)。
■現実は大変だ
WHOの健康の定義だと、肉体的、精神的、社会的、全部でしょ。無理でしょ。いや無理とは言わないまでも難しいでしょ。
ダメ上司のせいで、肉体的、精神的、社会的にネガティブな影響を受けちゃいます(いちおう真面目に書くと、本当に上司だけの問題かってことですけどね)。
肉体的、精神的、社会的というのは、独立しているというより、関連していると考えると、どれかが充実すれば他もポジティブに傾くかも知れないし、その反対もあるかも知れませんね。
完璧なんてないので、「まあ悪くはないかな」くらいで良いという気持ちだと、少々楽になることもあるかなと思います。
③打ち込めるものが欲しい
何か努力して達成感を味わいたい、夢中になれるものが欲しいという人は少なくないかなと。例えばですが、仕事が楽しくて仕方ないのなら、どちらも満たしていると言えると思います。
仕事以外で努力して達成感を味わう、努力している(何かに取り組んでいる)プロセスを楽しむ、そういった手段としてダイエットをする人もいると感じることがあります。
自分のなりたい身体に近づく、おしゃれの幅が広がる、周りから「変わったね!」と言われる、好きな人と上手くいく(相関があるかはわからない)、自撮りが増える、SNSにアップする、変なDMが来る…
いや、後半おかしい!!
ま、何しか自身の取り組みによって、身体が変わる、気分が変わるというのは、ポジティブなことですよね。これは別にダイエットじゃなくても良いのですけどね。
<第1章>ダイエットを続けるのはとても難しい
さて、ここからが本題です。一応確認しておきますが、この記事でいうところの「ダイエット」は、「健康や美容のために食事や運動に取り組むこと」と広い意味を持たせています。
で、何で難しいのかということについて書いてみましょう。
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