パーソナルトレーナーとして活動する上で知っておきたいこと

この記事は、これからパーソナルトレーナーを目指す方や、パーソナルトレーナー活動を始めているけど、まだまだ試行錯誤の段階といった方に向けた内容です。

気持ちが良くなるような成功のノウハウは書いてないですが、個人の経験やパーソナルトレーナーを含めたたくさんの方達、コンサルタントとの話を基に色々な話題について書きました。

ぶっちゃけている部分が多々ありますが、今までの経験や投資を通じて感じたことなどを含めて、まとめたものです。

【目次】

<序章>

◆最初に

◆どうすればなれるの?

◆どんな形の活動があるの?

◆職業として成り立つの?

<本編>

◆なぜパーソナルトレーナーなの?

◆お金の話 part 1

◆お金の話 part 2

◆心穏やかに活動するために?

◆パーソナルトレーナーとしての能力を磨く①

◆パーソナルトレーナーとしての能力を磨く②

◆パーソナルトレーナーとしての能力を磨く③

◆肩書きについて

◆セールスについて

◆パーソナルトレーニングを単発の商品として考えるのは危険?

◆ブログやSNSの活用と気をつけること

◆パーソナルトレーナーになるメリット・デメリット?

◆むすびに

最初に

最近はテレビやインターネットなど、「パーソナルトレーナー」という単語をよく目にするようになりました。スポーツ選手、芸能人など、著名人がパーソナルトレーナーと契約しているという話題もあります。

メディアで取り上げられることでパーソナルトレーナーという職業が認知されてきた一方で、パーソナルトレーナーを職業として生活するのに十分な収入を得ている人は、実はそれほど多くないというのが実情です。

それは、パーソナルトレーナーという職業は、世間から必要とされていないからかと言えば、そうではないと思います。パーソナルトレーナーといっても、得意分野はさまざまです。

夏に向けてボディラインを整えたいっ!とか

スポーツ選手と契約するパーソナルトレーナーであれば、多くの場合は、スポーツパフォーマンスの向上や傷害予防のためのトレーニング、身体のケアなどがメインになるでしょう。

また、スポーツ選手や芸能人などに限らず、ダイエット、ボディメイク(シェイプアップ、筋のボリュームを増やすなど)、健康増進、お医者さんから運動を勧められた、などなど、さまざまな対象とニーズがあります。

どうすればなれるの?

【何らかの資格は必須?】

すごく雑な言い方をすれば、パーソナルトレーナーになること自体はとても簡単です。って、さすがにこれは雑すぎるので補足しましょう。

スポーツクラブと契約する場合は、パーソナルトレーナー関係の資格など、必須の資格を条件にしていることがあります。クラブによってはクラブ側が用意する研修を受講することが条件になっているところもあります。

【CPRの知識と技術は大事】

CPR(心肺蘇生法)に関する講習を受講していることが条件になっていたり、パーソナルトレーナー関係の資格を受験する条件に、CPRに関する講習の受講と認定を受けていることが必須になっていることがほとんどです。

CPRの講習ではAEDの使い方も学びます

なので、スポーツクラブでの活動を視野に入れているのであれば、それぞれのクラブが規定している条件を確認し、必要に応じて資格の取得などの準備が必要になります。

【資格はいろいろある】

資格の難易度やかかる費用はそれぞれで違いますし、受講条件などを定めているケースもあるので、門戸が広いものと比較的狭いものがあります。

実際に資格を発行している団体の講習を受けることが必須になっていることもあれば、自己学習のみで試験に臨めるものもあります。

【スポーツクラブとの契約に至るには】

活動を希望するクラブの応募条件を満たし、面接や試験(筆記や実技)をクリアすれば、パーソナルトレーナーとしての契約ができます。契約が締結すれば、「私はパーソナルトレーナーです」と名乗れるわけです。

【自己申告制?】

パーソナルトレーナーとしての活動は、スポーツクラブだけではないので、例えばスポーツ選手と契約を結べば、「○○選手のパーソナルトレーナー」と名乗れるわけです。

「今日からパーソナルトレーナーとして生きるぞっ!」と決意すれば、その時からパーソナルトレーナーです。これはさすがに極端すぎますが。

【実力は関係ない】

実力があるかどうかは、パーソナルトレーナーになること自体には、あまり関係ありません。ただ、試験に合格できる基準を満たしているとか、クライアントと契約を結ぶというプロセスには、実力の一部が関連しているとは言えるでしょう。

あくまでパーソナルトレーナーになるには実力はあまり関係ないということであって、専門家として、倫理的な観点として、能力が低すぎるというのは問題だと思います。

どんな形の活動があるの?

【施設での指導】

スポーツクラブでの指導が割合としては多いと思いますが、スポーツ選手や芸能人の場合は、あまり多くの人の目につかないような場所で指導することも多くあります。

少し話が逸れますが、恋愛禁止のアイドルを担当する条件として女性のパーソナルトレーナーであることといったケースもあるみたいです。

パーソナルトレーナー自身が店舗を構えて、パーソナルトレーニングを行うケースも増えてきています(続かないケースも多いようですが…)。

こだわりを実現するなら、この方法はよい選択肢ではありますが、地代家賃や水光熱費といったコストがかかります。

コストを少なくするために、自宅の一室をパーソナルトレーニング専用スペースとして活用するケースもあります。この場合は、節税ができるメリットもあります(ケースによって当てはまらないこともあります)。

【屋外での指導】

スポーツ選手に限りませんが、外で指導するケースもあります。一般ランナーを対象にしたランニング指導やウォーキング指導などもありますね。

ランニング指導ならランニングのコーチだとも言えますが、ランニングとケアやトレーニングなど多角的な指導をすることもあります。

パーソナルトレーナーの定義自体、かなり広いのが現状と言えます。パーソナルトレーナーといった名称は重要でないとも言えますが、職業を聞かれて説明する時には便利になりました。

【訪問による指導】

スポーツクラブなどの施設以外の指導としては、訪問型のパーソナルトレーナーがあります。その名の通り、クライアントの自宅に訪問して指導するというスタイルです。

スポーツ選手だけではありませんが、自宅にプライベートジムなど専用スペースを作っていることもあり、そこで指導するケースもあります。

プロのスポーツ選手であれば、パーソナルトレーナーを雇うこと、プライベートジムにかかる費用は経費として申告できます(必ずではありません)。

訪問はスポーツクラブとの契約のように、売り上げの一部をクラブ側に払う必要がないことはメリットのひとつと言えるかも知れません。またご馳走に呼ばれることもあり、食費が浮くこともあります(貧乏発想…)。

訪問に限らずですが、気をつけることのひとつとしては、閉鎖空間なので、異性に限った話ではないですが、セクハラのあるなしといったトラブルです。例えその意図がなくても、その辺りは配慮すべきです。

【オンライン】

スカイプなどを利用して、会話ができる・動きが確認できるツールを用いることで、離れた場所からでも指導ができます。

直接会って指導する方が、質が高い指導ができるという面もありますが、移動時間がかからず(時間も交通費も節約できる)、遠方でもできるといったメリットがあります。また、オンラインとオフラインを使い分けることもあります。

クライアントしか見られないページを作成して、情報を提供するというように、工夫次第でさまざまな可能性があると思います。

職業として成り立つの?

【パーソナルトレーナーだけ?掛け持ちする?】

「パーソナルトレーナーで食べていけるの?」という疑問はありますよね。実際にパーソナルトレーナーとして生活するのに十分な収入を得ている人は、どれくらいの割合なのでしょうか?

実際の数字は正直なところわかりませんが、例えば、スポーツクラブで契約しているパーソナルトレーナーの場合、クラブのスタッフやスタジオなどのレッスンも担当しながらパーソナルトレーナー活動をするなど、掛け持ちをしているケースがあります。

【お金は大事】

この辺りも含めて、後々詳しく書いていますが、もしこれを読んでいるあなたが、これからパーソナルトレーナーとして活動したいと考えておられるのであれば、収入面も気になりますよね。

これは当然大事なことであって、いくら実力があっても、それが収入に繋がるのかと言うと、もちろん大事なことではありますが、売れるかと言えば、そうとは言えないことが多くあります。

反対に、実力がなくても(基準を決めるのは難しいですが…)、売れっ子パーソナルトレーナーになることもあります。この辺の話も後に詳しく書きます。

【本編】なぜパーソナルトレーナーなの?

【パーソナルトレーナーじゃないとダメ?】

「なぜパーソナルトレーナーなの?」「パーソナルトレーナーじゃないとダメなの?」という質問に、どう答えるでしょうか?色々な答えがあるでしょうし、正解とかはないんじゃないかと、個人的には思います。

ただ、フリーランス(個人事業主)のパーソナルトレーナーになるということは、クライアントと契約しないと収入がないので、そういうリスクを背負ってでもパーソナルトレーナーになる理由は、事前に考えておいた方が良いと思います。

【すぐには売れない】

最初からバカ売れすることはかなり稀なので、売れない時期を乗り越える必要があります。「売れない=自分は必要とされていない」と考えてしまって、精神的に辛い想いをするかも知れません。

そして、「なんであんな奴が売れて、俺が売れないんだー!!」という怒りが込み上げたり、それがより悪循環を招くといったことにも繋がりかねません。例えば、SNSで文句を書いて、悪い印象を持たれるとか…。

「なんでやねーん!!」

パーソナルトレーナーという職業を選択をしなくても、違う形でそれが実現できるとして、その方が収入面のリスクが少ないのであれば、それも選択肢のひとつですよね。

「パーソナルトレーナーになるのが夢」なら、その夢は簡単に叶うかも知れませんが、「パーソナルトレーナーは儲かりそうだから」という理由なら、それはかなり難しいかも知れません。

スポーツクラブのジムトレーナーをしていて、個別できっちり指導したいと考えるのであれば、確かにパーソナルトレーナーという選択肢が挙がるのは自然ですし、実際にそういったケースは少なくありません。

【割りの良いバイト?】

特に、アルバイトという立場なら、時給1,000円いくかいかないかより、パーソナルトレーナーのセッション料金を1時間6,480円と設定すれば、クラブ側に2~3割程度?入るとしても、儲かりそうな感じがします。感じです。

【パーソナルトレーナー以外の選択肢】

「個別できっちり指導したい」とするならば、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの国家資格を取得して、医療や介護の方面などで働けば、実現できるかも知れません。

ただし、職場によっては1人あたり20分で1日20人くらい担当するといったこともあるので、結局は希望に見合った就職先を見つけて無事に就職する必要があります。

それらの国家資格を取得するには、学校に通う必要があるので、学費と時間の確保、その間の収入などの問題があります。就職まで至れば、パーソナルトレーナーより安定した収入が得られるかも知れません。

大事なことは、「なぜパーソナルトレーナーなの?」「パーソナルトレーナーじゃないとダメなの?」という質問に、自分の中で答えを持っていることだと思います。

【本編】お金の話 part 1

【お金は必須】

お金の話は何故か敬遠されがちですが、趣味としてやる程度の余裕があるなら別でしょうが、仕事として考えれば重要なことです。衣食住を確保すること、家族を養う、自己投資、もしものための貯金…お金は必須ですよね。

お金に困りながら仕事をするというのは、精神的に辛く、質の高い仕事の弊害になるかも知れません。実力を磨くためには、指導の経験はもちろんのこと、文献を読んだり、講習会に参加したりとお金が必要です。

そして、フリーランス(個人事業主)として活動する場合は、他の収入がなければ、講習会、体調を崩した、外せない用事などによって、仕事を休むとすれば、その日の収入はゼロです。

体調が悪い時もある 人間だもの み○お

【時にドタキャンもある】

また、当たり前ですが、クライアントがいないと収入はゼロです。予約が入っていても、キャンセルになれば契約によりますが、売り上げがなくなります(減ります)。

ドタキャンだと、クラブに行ったのに仕事がなくなったとすると、交通費を要したのであればマイナスになります。早くわかっていれば、他のクラブで販促活動ができたのに…ということもあるかも知れません。

それで腹が立って、クライアントにきつく対応するかも知れません。もしかしたら、キャンセルせざるを得ない理由があったかも知れないのに…。キャンセルしたクライアントに対して、配慮があるかないかでは、今後の関係性も変わるはずです。

気づかい、心の余裕、大事!

たまに、SNSで「ドタキャン腹立つ~!」みたいな投稿を目にしますが、「匿名じゃないのに何のプラスがありますのん?」って思いませんか?それを目にした人は、「このトレーナーやめとこ…」ってなるかもです。

どうせ書くなら、建前であろうと、「急なキャンセル、大丈夫だったでしょうか…」くらいの方が、実は心を穏やかにする意味でも良いかも知れませんよ。守秘義務があるので、書く内容は考えないとダメですけどね。

【本編】お金の話 part 2

ここから少し具体的な数字の話をしましょう。スポーツクラブと契約しているパーソナルトレーナーの委託料は、クラブによって違いますし、売り上げによっても変わるところもあります。

また、年間契約料としてまとめてクラブ側に支払って、あとは売り上げは全てパーソナルトレーナー側へという形態のクラブもあります。この辺りはさまざまなので、契約を希望するクラブの形態を確認して下さい。

【セッション料金】

クラブによっては一律の価格にしているところもあれば、パーソナルトレーナー自身が設定するところもあります。ここでは、パーソナルトレーナーが設定し、売り上げの30%がクラブ側に入るという設定でいきます。

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パーソナルトレーナーとして活動する上で知っておきたいこと

fujipan

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