「いやあな循環。」
こんにちは。
とるたべるのスギヤマです。
今日は風がとても強く、寒い一日でした。
先に収穫だけ終わらせてしまい、倉庫で袋詰め作業を。
「収穫」という作業も、「野菜をつくる技術」がとても重要で、
野菜の品質が高ければ高いほど、収穫作業も楽になっていきます。
今年、ぼくらの畑ではイモムシやアブラムシが発生してしまって、虫がかじった野菜や、アブラムシだらけで見た目の悪い野菜などが出てしまいました。
そういったお野菜は、見た目の悪い部分を少しずつ外していかなければいけないので(調整作業と言います。)袋詰めにとても時間がかかってしまいます。
品質が悪い→調整に時間がかかる→大きな売上がつくれない→投資にお金をまわせない→品質を高めることができない
という、いやあな循環にはまっていってしまいます。
やはりここは品質を高める工夫をしなくては、歯車が次へ次へと回っていきません。
ぼくらも、マルチを張ったり、ネットを掛けたり、水やりをやったり、風通しをよくしたりと、いろいろな工夫をするのですが、まあそう簡単に品質って上がってはくれないですね。
ひとつ、ひとつ、ちゃんと向き合って、当たりをつけて、ひとつずつ改善していく道しかないかなと思います。
それでもやっぱり、できている人はできているので、逆にそこに希望は感じています。きっと、どこかにこたえはあるのです。
「品質を高めない」っていう答えもあったりするので、この自営業の世界はたまらんなあ、なところもあるんですけどね。
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ぼくは、品質、商品力というものは「説得力」だと常々感じます。こうやって、ブログや営業先で、偉そうなことってたくさん言えるのですが、それを評価するのは、その「商品」だと思います。
どんなに偉そうなことを言っても、モノ(商品)ができていなければ、「たわごと」になってしまいます。
昔、母がこんなことばをぼくにプレゼントしてくれました。
「理想をいかに空想に落とさしめざるかということが人間修行の一番大事な点である。(安岡正篤)」
ぼくは理想ばっかりを語りがちなので、それを現場に落とし込まないと、ただの「空想」になってしまうよ、と。
いまは、この言葉の通り、愚直にその「理想」を現場で日々試行錯誤できる環境にいるので、いまの環境を大切にしようと心から思えます。
なんとか、品質の高いお野菜を、みなさんにお届けしたいですね。よしっ。ぼちぼちとやっていきます。
今日もお付き合いありがとうございました。「結果で魅せる」そんな男になりたいもんですね。スギヤマでした。
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