MOKKE モッケ

「mokke」は岐阜県、本巣市の中山間地域である「根尾」を新たな生活の場として選択した…

MOKKE モッケ

「mokke」は岐阜県、本巣市の中山間地域である「根尾」を新たな生活の場として選択した若い世代を対象としたインタビューをまとめたものです/外国人である編集者の日本に来てから幸福とは何かについて探求の過程を語っています!

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  • Mokke

    「mokke」は岐阜県、本巣市の中山間地域である「根尾」を新たな生活の場として選択した若い世代を対象としたインタビューをまとめたものです/外国人である編集者の日本のに来てから幸福とは何かについて探求の過程を語っています!

最近の記事

note 1号 #3 食

食 一応食べること、眠ること、着れるもんがあればある程度人間になり、幸せな生活の基本レベルにはなるんかなと思った。そして日本の普通の一人暮らしの人には良い環境だった。食べるものは結構豊かで最近は結構辛いものも増えたけど、醤油と砂糖の甘さと醤油の風味が私にとっては日本の食べ物という印象である。 外食の定食みたいのは炭水化物が割合的に不足で別にサラダを買わない限り野菜の割合が少し少ない面があるけど、食堂やコンビニなどの弁当の味も良かった。結構弁当の質が韓国より良い印象がある。

    • note 1号 #2 日本の生活を始める。

      私が最初に日本で暮らすのは東海地域の小さな中小都市である所だった。岐阜県で二番目に大きい都市だが、田舎に近い、夏にはカエルの音がうるさくて眠れなかったりする所だ。 日本で住むことになったから、島国なので、いつでも海に行けるだろうと思って水着とかも持ってきたが、盆地なのを知らず、残念ながら私が想像して海はなかったので今まで着る機会は全くなかった。ここで住んでいる間、海を見たのは5度もないぐらいだ。帰国するために飛行機に乗った時くらいは見えるかな?私が住んでいる都市は水の都

      • note 1号 #1 日本の生活を始める。

        2016年3月31日午前1時、名古屋から入国 日本での生活が始まった日である。 ある程度住んでいたのだろうか、日付を数えてみると3年経った。 目を閉じて、これまでの日本生活について考えてみた。これまでの記憶に対して遡ってみた。不慣れ新しい環境にいつも緊張して、日常生活の中で聞こえない日本語を録音して何度も聞いてみた日々も過ぎて、今はやっと慣れて日常の平和のようなものもそれなり享受できる余裕を持つようになった。徐々になぜ私はここで生きなければならないし、どんな意味があるのか

        • MOKKE- インタビュー#3

          Q.根尾に移住した理由はなんですか? 岐阜市で生まれ、岐阜市育ち、岐阜県以外で住んだことはありませんでした。お婆ちゃんにくっついて育ったこともあり家族を持ったらいつかは田舎で子育てをしたいと小さい頃から思っていました。田舎に戻るというか昔ながらの生活がしたいなと思っていました。家族全員がゆっくりと過ごせるような大きめの家を頭に浮かべながら、市の政策だったり子育てに特化しているのかということを調べたり実際に住んでいる人の話を聴きながら移住地を絞っていきました。もともと本巣

        note 1号 #3 食

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        • Mokke
          8本

        記事

          MOKKE- インタビュー#2

          Q. 根尾に移住する前の話を聞かせてください。 京都の左京区の自然豊かな岩倉というところで古い家を借り、市内で小商いを営んでいました。小商いを始めたきっかけは大学時代に徳島県の上勝町をゼミの研究で訪れ「これからのコミュニティ」や「働き方」に興味を持っていたこともあります。起業家精神や自分の自由を獲得するという強いモチベーションで始めたのではなく、ネクタイを締めてビルの中で仕事をし、誰かの作った会社の大義のために生きることは無理だなと思ったからです。巨大なシステムの中で、

          MOKKE- インタビュー#2

          MOKKE- インタビュー#1

          移住した要因はいくつかあります、一つはそもそもIAMASに在学していた時に奥さんに出会って、奥さんの祖父母の家が根尾にあったことです。奥さんの実家が空き家になっており、その空き家が結構ボロボロだったんですけど、これで良いと思いました。住める家が根尾にあるのは、とてもポジティブなことでした。二つ目は、東京時代に仕事で大変な時期があり、もはや東京ですごい売り上げを上げて、お金使って暮らし続けることと異なる「暮らし方」があるのではと思ったことです。「暮らし方」の考え方を変えたい

          MOKKE- インタビュー#1

          MOKKEの始まり

          根尾に住むことになった経緯 根尾にはIAMAS(情報科学芸術大学院大学)の一年生の頃「NEOCOプロジェクト」で初めて訪れ農業を体験しその経験から一度住んでみたいと思っていました。GIDSのデザイナーインレジデンスの募集がかかるとすぐに応募しました。滞在が始まったのは2018年の2月。私の当初の計画は、根尾の人々の幸せの記憶を集めて、それを根尾の地域別に分類し作品を作り共有することでした。作品の制作過程においてポジティブ心理学の原理を利用し根尾の人々の幸せの記憶を掘り起こし

          MOKKEの始まり

          根尾は

          ・本巣市は2004年2月1日に本巣町・真正町・糸貫町・根尾村が合併して誕生 ・東西17km、南北43km、総面積374.65km2    本巣市 総面積374.65km2    根尾  総面積295.83 km2 ・本巣市の西端を北部の山岳地帯からの大小河川のほとんどを合流する根尾川が南へ貫流しています。この河川を灌漑用水として利用し、南部の肥沃な耕地から各種の農産物を豊富に生産しています。 ・交通基盤は、市内を南北に縦断する国道157号を基軸として、東西に横断する

          MOKKE 0号を始めます!

          近年、豊かな暮らしを見つめ直す「移住」というライフスタイルがひとつの大きな流れとなっています。「自分にとっての豊かさとは、幸福とはなんだろう」。そう考えたことは誰しもあるはずです。   この雑誌「mokke0号」は岐阜県、本巣市の中山間地域である「根尾」を新たな生活の場として選択した若い世代を対象としたインタビューをまとめたものです。それぞれが感じる「幸福」は個人的なものですが、いつしか私たちは現代社会の波に飲み込まれ、「個人的」な想いを忘れてしまいます。「私たち」と書

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