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ハードルが異常に低い男

最近zoom が流行っていると聞くが、顔を出して電話に出るのに少々ハードルを感じるのは私だけだろうか。

LINE電話ですらビデオがONの状態でかかってきたら、「何ぞや?!」とあたふたする。それが不特定多数に見られる、なんなら世界中に配信されるYouTubeならどうだろうか。背筋も凍る。

「西村ひろゆき」モノマネの「西村ひろゆかない」はYouTubeライブのハードルが異常に低い。風呂上り、寝起き、路上、病院のカーテンの中など、実に様々な場所をライブと録画の舞台にしてしまう。

逆に言えば、そのようなインフラが整った21世紀のこの環境もすごい。IT系弱いおじさんと自称しながらも西村ひろゆかない はそのインフラを軽々と乗りこなしている。

あまりにもハードルを低く、LINE電話をするかのごとくYouTubeのライブボタンを押している気がしてならない。

そして毎度本人も楽しそうにしているので、つられてYouTubeを始める人も結構多い。これを書いている私自身もそうだ。モノマネなんて上手いと言われたこともないし、三浦瑠麗さんに似てると言われたこともないのに、たまに二浦をやって楽しんでいる。

ハードルは下げ切っておいた方がいい。私もそう学んだ。失敗したらひっそりと退散すればいいだけだ。YouTubeの世界は広く深いので、誰も私のことなど気にしていないし、覚えていない。

頭ではわかっているが、私はそんなに簡単にはYouTubeライブのボタンを押せやしない。

ちなみに西村ひろゆかないは恋愛においても「とにかく告りまくれ」というハードルを下げるやり方を視聴者に説いている。

ただのチャラ男という見方もできるが、ハードルを下げること自体はとてもいいことだ。



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