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SexyZoneのライブの素敵なところ

 タイトルが思いつかなかった。箇条書き形式にしたけれど、ひとつめを打ち終えたところで東京駅に着いてしまったので随時追加していこうと思う。

●共感性と炎のバランス
 ここ数年の彼らのライブの特徴は「共感性」だと思う。一瞬で魅了される圧倒的な爆発力があって華と炎で満ちているステージも私は大好きだし、それは間違いなく一流のエンターテイメント。ただ、今の彼らが見せてくれるのはどちらかというと「そうだよね、わかるよ、頑張ろう!」と前向きになれるような<共感性>が印象的だ。もちろんジャニーズのライブだから団扇振るしペンラも光るしワイワイ騒げて楽しいのは大前提として、なんとなく自分自身に問いかけられているような、翌日の朝の辛すぎる満員電車でこそ本当の意味に気づくようなパフォーマンスや演出が多い気がする。ライブという非日常の極み!みたいな空間なのに「日常」を意識した言葉が多いことも特徴じゃないかなあ。ネタバレになってしまうから詳しく書けないけれど、まさか宮城までライブのためにやって来てここで見ることになるとは思わなかったような光景がモニターに映し出される演出があって。非日常なんかじゃない、特別な今日だって私の日常の一部だよな〜と思えるのがSexyZoneのライブです。
 サマパラ(ソロコン)の数年間を経て今思うことは、感受性がとても強くてどんな曲もエモに寄せられるふうまくんと、華やかで圧倒的な一瞬を創るのがうまいケンティと、そのあいだをものすごく上手く泳いでひょっとすると年長ふたりよりも自分のモノにしている3人のバランスがとにかく良い。SexyZoneは「辛いこと全部忘れさせてやるぞ〜〜〜!」とはなかなか言ってくれないけど(そういう楽しい演出も勿論たくさんあるよ!)、「辛いこともあるけどさ、お互いまあ頑張ろうよ、」という声は本当にたくさんかけてくれる。わたしはふうまくんのオタクなのでどうしても彼の言葉をピックアップしてしまいがちだけど「もっともっと辛いこともあるかもしれない、けど何もない10年よりは何かあった10年の方がいいじゃん?」という5周年ライブでの言葉、アイドルのライブで生きることの「つらさ」を肯定されるのはなかなか無いんじゃないかな。地に足をつけて見る夢、みたいな空間です。

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