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#03【愛車のこと、くるまの記録】


ご無沙汰しています。
暑く長い夏が過ぎ、最近ではストーブが欠かせない季節になってきました。
道には風で流される落ち葉が秋から冬に移り変わることを知らせてくれます。もう11月も終わりですからね。
お盆以降は毎年忙しいのですが、今年はさらに忙しさを感じていてここ数ヶ月を振り返っても何をしていたのかあまり覚えていません。

お別れの準備。

実はSAAB900とお別れの準備をしています。
新しいショップさんにお願いをしてからは全くと言っていいほどトラブルもなく、むしろ快調に動いてくれています。
乗り続けることを決めて購入した車でしたが、40歳を過ぎてこれからの自分の生き方を考えることがとても増えました。
考えていくうちに「無心になれることをみつけたい」「やり残したことを実現したい」という思いに駆られるようになりました。
「一人でできること」「没頭できること」という2つの要素を叶えてくれるものは何かを考えた時、やはり「車を愉しむ」が一番かもと考えるようになりました。
SAAB900が楽しめないわけではないですが、どうしても限界と制限があります。そして車好きでありながら免許はオートマ限定なのでミッション車を操る楽しみを経験せず、この歳まで生きてきてしまいました。
「自分を昂らせて車を改めて探したい」
これがお別れを決断した最大の理由です。

取材日の出来事。

先日、お別れの準備としてとあるサイトの取材を受けました。
その日もエンジンのかかりは順調。
少し離れた取材場所へ向かい、写真や動画を撮影していただきました。
最後に同乗で良いので試乗をさせて欲しいとのことだったので、僕の運転で周辺を走ることに。
エンジンがかかりません。
この1年間、全くノントラブルだったのに最後の試乗でまさかのエンジントラブル。思えば購入したばかりの頃、近くのガソリンスタンドで声を掛けられ車の話をしていた時も「いつまで乗れるかわからないです」と話した後にエンジンが掛からなかったことを思い出しました。
物に魂があるなんてことを考えるのは日本人くらいみたいですが、このSAABは人間の言葉がわかるのではないかと本気で考えてしまいました。
その日、担当の方が助手席を離れた後、車の外で待機をするとエンジンがかかるというミラクル。
そのあと何事もなかったように快調にエンジンが動いていました。
色々なオーナーの元から自分のところに来たこの車。
もしかしたら永く乗ってくれる人の元に居たいのかもしれないなんてことを考えたら寂しくなってしまいました。
この記事を書いている最中も正直、取り下げてもいいかなとも思ってしまったりしています。

次の10年を自分らしく生きていくために。

そんなSAAB900ですが、いつ次のオーナーさんもとに行けるかはわかりません。もしかしたらずっと僕がオーナーになる可能性もあります。
その時はきっと運命と思い、大切にしていきます。
もし新しいオーナーさんのもとに旅立ったあとはやり残したことを回収できる車にチャレンジしてみたいと思います。
どんな車種にするかはまだ決めきれていません。
今日はこの辺で。


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