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可動高座デパンダンス号、海を渡る

完成した「可動高座デパンダンス号」をフェリーで神戸に運びました。

西大分の山の上にある工場から、二人の補助をつけて5㎞の山道を下りました。実際に引いてみてわかったのは、足でブレーキをかけながら下るほうが、上り坂よりもしんどいこと。後ろに引っ張りながらゆっくり山道をおりました。朝とはいえ汗だくになりました。(温泉で汗を流してリフレッシュ)


デパンダンス号が稼働するアートプロジェクトTRANSKOBEが行われる関西までの輸送方法と費用が心配だったのですが、いろいろ調べていつも移動に利用しているフェリーで行うことにしました。リヤカーの積み込みは自転車と同じ扱いでプラス2000円ちょっとです。https://www.ferry-sunflower.co.jp/lp/cycling/ 特殊なリヤカーなのでさんふらわあの関係者の方にはご心配おかけしたと思いますが、みなさん親切に対応してくださってありがたかったです。台風の影響で船が揺れたにも関わらず、デパンダンス号は無事神戸に到着しました。

あらためて丈夫につくってくださった設計士さん、大工さん、土台のリヤカー業者さんに感謝です。

(船に乗る前、作業員の方に「サーカスか何かに使うんな?」と言われて、サーカス好きの僕は何だか嬉しくなりました。)

TRANSKOBE事務局の池田さんが(実際自分で歩いてみて!)調べてくれてフェリーが到着する六甲アイランドから神戸まで歩きで移動するのは道幅の問題で無理だとわかりクレーン付きのトラックを手配することになりました。ちょっと前までいた鳥取県出身の若いドライバーさんで助手席で色々喋りながら停車場所まで移動。自分の父親がトラックの運転手なので幼少期助手席に乗って仕事に同行してた記憶が少し蘇りました。親父もこうやって僕や弟を育ててくれたのかと思いがけず考えるキッカケに。

今回、製造、輸送、様々な段取り、プロの技を実感できる旅となりました。デパンダンス号は頼りになる奴ということでこのネーミングにしましたがいろんな人を頼りにしながら無事トランス(越境)できました。さてここからは移動するキャンパスでもあるデパンダンス号にペイントする段階に移っていきます!

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