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コラボ祭り後半【正義】カルヴァリオ/(設定)富園ハルク+(絵)neppeta コラボ作品

●能力●

アストロノーツの偉大なロックスター。そして、そのギタープレイと歌声により、大人数を無傷で鎮圧する実力を有したヒーローでもある。彼は、その独特な感性と能力により『SNSでしか表現できないロック』を、確立してしまった。ラジオ・レコード・TVの時代に、それぞれのメディアとの相性に特化した伝説のアーティストが、そうであったように……彼の登場は一つの歴史的な楔(くさび)となった。いわゆる……『カルヴァリオ以降』という時代的表現が、なされたのである。『空想を能力に活かす事』というルールを最も理解し、逆手にとった一人がカルヴァリオである。エレキギターのプレイを科学的に解体し、自由な感性で再構築して、我々の前に掲示したのだ。簡単に説明すると、エレキギターのプレイは三つの工程にわける事ができる。

●プレイヤーとしての『楽器と奏者』

●サウンドを創り、増幅させる『アンプ』

●出力の『スピーカー』である。

天性の表現力(そのスタイル自体や官能的な動きも含む)をプロデュースし体現させる自分本体(ギターも含む)に、聴覚的・視覚的なアンプ機能を搭載したのだ。つまり……シールド(ギターとアンプを繋ぐ線)を通じて、電気信号としての『音』を増幅し加工する理屈を、同じく脳からの伝達手段として微弱な電気信号で操作される事と同調させ、自分の感性と最も誤差の少ないプレイングとアウトプットが可能である事を全てのオーディエンスに体現・証明して魅せたのである。また、その理屈を人間の身体理論によせる事で『視覚の誤作動』を起こさせる事ができる。全ての攻撃は、打撃、サブミッション、あらゆる武器の使用に至るまで、攻撃主の『視覚情報』によって、その距離感が決定されるが、カルヴァリオのプレイが影響する場所においては、その距離感はカルヴァリオによって決定・制御される。どんなに強力な攻撃も……『当たらなければ意味がない』のである。また、大人数によるテロ行為や暴動が発生した際も、カルヴァリオのプレイを応用する事で、広範囲の人間の三半規管を狂わす事ができる。いわゆる『乗り物酔い』の状態を作り出し、暴力行為自体を行えないようにして、無傷で鎮圧する。

●弱点●

消音システムがあるところや宇宙空間等の共振が発生しない場所では、ヴァイブス(振動)

が無効化されてしまう。

極度の高温や極寒の状況下でプレイが無理な場合も同様である。

また、本人は極度の気分屋であり、常に、ちやほやされる状況を好む。極度の寂しがりであり、神がかり的なスーパープレイをいくらこなしても、外部からの称賛が少ないと凹んですねる。オーディエンスの歓声とスポットライトが大好物である。

地味な仕事はしない。

自分のテンションが上がると、信じられない位のケアレスミスを起こしやすい。

●本体●

身長150センチ位の成人女性である。現実での仕事は真面目な事務職。中学生頃にロックと出逢い、衝撃を受け、人生が変わる。あらゆるアルバムを熱心に聞き込み、できる限りのアーティストのライヴに足を運んでいる。華やかな舞台とスポットライトを浴びて輝くロックスターを、観客席から憧れ、眺めるファン心理を誰よりも理解しており、小さな体が自由なギタープレイにおいてはハンディキャップだった為に、頭の中で自分の理想とするプレイと音を、何億回もイメージし続けた人生経験がアストロノーツで開花し、新時代のカリスマ・ロックスターとなった。

彼女のヒーローは二人いる。

一人は画家のパブロ・ピカソであり、彼がミノトン(ミノタウロス・牛頭人体の伝説上のモンスター)と、自分自身を同一視するメソッドにより、精神的・肉体的にパワフルな作家活動をこなしていた事に習い、牛骨を乗せている。(オーディエンスからの歓声を求める癖に、たまに恥ずかしくなり、顔を隠す事にも利用される)噂によると、仮面を深く被ったビーストモードでは、更なる未知の能力が覚醒するらしい。もう一人は永遠のロックスターであるデヴィット・ボウイだ。カルヴァリオの着装している法衣はデヴィット・ボウイに心酔、神格化したビジュアルイメージであり、ロックの神に帰依している事を示している。卓越した表現力と、ファンが望む全てを的確に読み取り与える感性は、デヴィット・ボウイに憧れる事で身に付けたと言える。

●カルヴァリオ●

骸骨・しゃれこうべの意味。また、キリストが磔(はりつけ)にされた処刑場である『ゴルゴダの丘』の別名でもある。

#アストロノーツ #アナザーアース #コラボ祭り

https://note.mu/haruku/n/n4d6155a33636


★制作後記★

今回のコラボは…なんと贅沢にも…ハルクさんとのコラボで制作させていただきました。ハルクさんからお声掛けをもらった時は嬉しかったんですが、主催者であり、ハルクさんの影響力を考えると皆さんから「neppetaさんズルい」と言われそうで…。これを載せた今もビビりまくっています(笑)批判が高まったらオナラして逃げる予定です。ぶー。

1.最初はロックスターじゃなかった

最初ハルクさんが私の趣味を考慮して自転車ヘルメット的なキャラのラフを送ってくれたんですね。っていうか見て下さい(左)ハルクさんのラフのマスクとか防具のよく考えられた感じ…。ボディーパーツごとにしっかり分かれてて、筋肉とか関節の構造をよくわかっていないとかけないデザインですよね。それをもらって私もそんな感じのキャラを考えて描いたのが(右)私のはアレです。ざっくりしすぎ…。しかもなんかコレといった特徴がない。ポーズだけかっこつけて、個性がない。細かい装飾とか描いてるとオナラして寝たくなるのでそういう姿勢が絵に出てますね(汗

一緒に設定を考えていたんですが、スピード狂の…とかね。でも煮詰まってしまって私の筆が進んでいないのを見てハルクさんから優しい提案。「neppetaさんの好きなもの描いていいんだよ~」「neppetaさんの好きなものって何?」「ロックとかもいいよね…」等々。もう、ね、幼稚園生を優しく見守る保護者か~って感じ(笑 ほんとハルクさん時間かかってスミマセンでした。

2.個性と違和感

ハルク先生のアドバイスで、キャラづくりの極意は「違和感」っていうお話をもらって、何かアンバランスな特徴を持ったキャラを考えようと思ってできたのがこれ。

布の面積が多いような法衣みたいなものとギターとか牛骨って、アンバランスで、ちょっと危ない奴、変な狂信者みたいなのが出来るかなってラフを起こして今のキャラまで一気に作った感じです。↓ライトなしヴァージョン

その後このイラストを見てくれたハルクさんが、neppetaの好きなものを色々考慮して書いてくれた設定がこの『カルヴァリオ』だったんですね。DAVID BOWIEが好きなんですけど、BOWIEのほうが何気にこのカルヴァリオよりもっと危ない恰好してたな…と思い返すと苦笑です。

かっこつけキャラなので、自分のなかでやり過ぎ感がかなりあるんです。オチョクリ、チャチャ入れ隊におちょくってもらうのを切望してます。

おちょくり隊 

ゆずちゃん https://note.mu/yuzu_citron/n/n2f3132f1fbbd 

さとねことちゃん https://note.mu/satonekoto/n/n415c8a23ed19

落とし穴でも掘ってもらったら、かっこつけながら素直に落ちていくと思います。てへぺろ。

最後に…制作後記まで読んで下さった方、コラボ企画を沢山盛り上げて下さっている参加者・運営のみなさん、遅~い時間まで制作に付き合ってくれたハルクさん本当にありがとうございました。楽しくコラボ参加させて貰えて感謝です。