見出し画像

【BitSummit(2019)】予習してチェックしたいタイトル

 みなさんBitSummitをご存知でしょうか?一言で表現するなら、『2013年に誕生した国内インディーゲームイベントのパイオニア』です。
 選考を勝ち残ったタイトル以外に、任天堂・PlayStation・DevolverDigitalといった企業のブースにも多くのタイトルが展示されるのでインディーゲームが好きな方には是非足を運んでみて欲しいイベントのひとつです。
 今年も2019年6月1日~2日に京都・みやこめっせで開催される、『Bitsummit 7 spirits』の出展タイトル(多分選考分のみ)が公表されました。今年は予習するのに十分な期間がとれそうで良かったです。 

 下調べ抜きに会場をふらつくのも良いですが、極力前もって目星をつけて確実に見たいものを決めておくことをお薦めします。なぜなら、思った以上に沢山のタイトルが並んでいて目移りしてしまうし、デモを遊ぼうとしてもかなり待つ場合があるからです。
 BitSummitスタイルの一番良い点は開発者がブースに居て話ができる所だと思います。(今では同様の体験ができるイベントが増えました)応援しているタイトルや開発者に直接気持ちを伝えられるなんて素晴らしいですよね!だからこそ前もって予習しておいたほうが良いのです。国内外問わず出展されていますが、通訳してくれるスタッフさんも会場内に沢山いらっしゃるので(多分必要なときは開発者の方が呼んでくれます)英語ができない人でも、気負わず話しかけてみましょう!

 前置きが長くなりましたが、僭越ながら私が個人的に注目しているタイトルを勝手に紹介させていただきます。興味を持ってもらえれば幸いです。
 注目度を★の数(最大3)で表現してみました。冒頭にBitSummitのページへのリンクを、締めくくりに動画・公式ページ・Steamストアページを貼っておくので気になったら覗いてみて下さい。

【★★★】恐怖の世界: WORLD OF HORROR

 1980年代の日本を舞台に、ポイントクリック形式で進むホラーアドベンチャー。怪奇漫画家の伊藤潤二さんの作品に感化されて作られたそうです。これは日本人なら遊ばなきゃダメでしょ!
 モノクロのドット絵で描かれるリアルな描写(矛盾)が魅力的。チップチューンの曲と合わせてレトロ感を演出していてとても良い。
 ichiのページから、デモ版が入手可能なので、気になったら遊んでみては!?

【★★★】Tunche

 2Dのベルトスクロールアクション。手書きの可愛い絵が目を惹きますね。このタイプには珍しくキャラクターがキビキビ動くのが特徴的。ベルトスクロールは動きもっさりで敵の攻めを耐える守りの印象が強いですが、本作はうまくプレイヤー側を攻める側にできている印象で楽しそうです。
 ゲームプレイの感触をつかめるデモ版(Arenaモードのみ)が無料で遊べますので、気になったら試してみて下さい。

【★★★】有翼のフロイライン Wing of Darkness

 3Dシューティングゲーム。デモを遊んだ感じだと、ビジュアル・操作感・演出どれも良くてその時点でもリリースできそうな出来栄えでした。最初はマクロスのような飛行機が自機なのかと思っていたのですが、よく見たらこれ武装した女の子なんです。アーマードコアや、パンツァードラグーンが好きな人はセンサーが反応するに違いありません。早く完成版を遊んでみたいですね!

【★★★】クマムシさん惑星 ミクロの地球最強伝説

 クマムシを収集したり、育てたり、進化を促したりする(?)ゲーム。前回のBitSummitでも出展されていたのだけど、とにかく発想がぶっ飛んでて好き。2018年コペンハーゲンで開かれた第14回国際クマムシシンポジウムでも発表されたそうです。クマムシ愛が凄い。

【★★★】RPGタイム!~ライトの伝説~

 去年のBitSummitで初めて知り、たまげたゲーム。ノートに書かれた鉛筆絵が動くのがたまらない。場面転換がページめくりや消しゴムで消したのを書き直すなんて始末で開発者じゃなくてもどうやってるのこれ!?と思う演出がとにかくすごい。
 机の上に広げられる小物やその使い道(演出)にワクワクが止まらない。個人的に今最も期待しているゲーム。全人類に会場に行ってもらってデモ版を遊んで欲しい。

【★★】Shores Unknown

 ローポリで表現されるRPG。戦闘はRTS風味。見た目が『For the King』に似ていて好き。システム的にはそれほど特徴的な部分はないが、有名タイトルのシナリオを手掛けたスタッフがいるということで良シナリオがついてくればかなり楽しめるのではないかと期待しています。

【★★】パズル&モナーク

 ボードゲーム『カルカソンヌ』を一人で遊ぶ感じのゲーム。道や森がきちんと成立するように並べていく。時間制限内にどれだけポイントを稼げるかという内容。
 現状だとiOSにしか対応していないのだけれど、PC版も検討されているそうで、イベントではPC版デモが販売されるので入手して遊びたいですね。

【★★】バレットブレイク

 モンスターストライクにタワーディフェンス的な要素が加わった印象で面白い。一打一打待つではなくタイミングを計って次々撃ち込めるのでサクサク遊べて楽しそうです。実際に遊んでみたい、気になる作品です。

【★】Unpacking

 荷ほどきして食器や小物を収納するゲーム。アイテムが飾られていく様や、荷物を出し切って段ボールを畳む演出が気持ちよくて、ふとした瞬間にちょっと起動したくなりそうな心地よさがある。
 公式ページには動画がないので是非こちらの動画を観てみて下さい。
 (おそらく開発者のインタビュー)

【★】Symbio

 内容としてはなんてことはない、よくある協力プレイゲームなのだけれど、『協力相手と握手する』というオフラインでしか体験できないギミックがあるのが特徴。せっかくイベント会場で遊ぶんだったら、こういうアナログなシステムのあるタイトルにも触れておきたいですよね。

#ゲーム #BitSummit

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?