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【Underhero】成り行きヒーローが言われるがまま世界を救う!?

Steamストア👉https://store.steampowered.com/app/573320/Underhero/

横スクロールのアクションRPG。
可愛い絵と殊の外クオリティの高い曲、コミカルな演出が光るテキスト。
これだけでも十分面白いが、従来のアクションRPGとはちょっと違うありそうでなかったシステムがとてもユニークでかつ楽しかった。
このゲームを遊んでよかったと思えるラストだったので、一度手を付けたら、最後まで駆け抜けて欲しい。
日本語対応を待たず今すぐ遊んでほしい良作。

慣れない英語をのんびりテキストを読んで、クリアに14時間弱かかった。
個人的には長すぎず短すぎずで一番好きなボリュームだ。
多言語対応は前向きに検討されているようなので、英語ではどうしても…という方は、日本語対応及びセールに備えて今すぐウィッシュリストに入れて欲しい。

◆大変だ!ヒーローがやられてしまった!

主人公は”魔王スティッチ”の”しもべ1”である。そこに魔王と戦うため最後の道のりを進むLv99HP9999のヒーローがやってきた。”しもべ2”と”しもべ3”がヒーローに遭遇したそのとき、主人公はうっかりシャンデリアを落としてしまい味方を巻き込みつつもヒーローを葬ることに成功してしまう。なんてこった!
亡骸に近づくと、ヒーローが持っていた剣の柄”エリザベス4世”がまさかの展開を嘆いていた。主人公はエリザベスに導かれるまま、なぜか『次のヒーロー』として世界を救うべく行動することに。

◆エンカウント方式の戦闘がとてもユニーク

このゲームはアクションRPGなのだが、敵との戦闘はシンボルエンカウント方式で開始する。行動はコマンドを入力する形式で、時間経過で回復するスタミナを適宜消費してコマンドを実行する。調子に乗って行動しすぎると息切れしてしまい、スタミナが一定量まで回復するまで動けなくなる。
行動には攻撃だけでなく、敵の攻撃に合わせて行う回避や防御がある。防御をタイミング良く行う「パリィ」もありこれらをうまく組み合わせて立ち回る必要があるので「Aボタンを連打」でも解決できるタイプの戦闘ではなく、コマンド方式でありながらアクションの要素もあるのがとてもユニークだ。

回避と防御のために敵の攻撃タイミングを計る必要があるのだが、その『予兆』がとても分かりにくいのは唯一残念なところ。全体的に緩い難易度なのも相まって、ここだけは若干理不尽に感じてしまった。

攻撃するだけでなく、会話したりお金を渡して和解(買収?)することができる。どちらを選択しても経験値を得ることはできるが、お金やアイテムを得られるのは倒した場合だけだ。敵を倒さなくてもお金は道中にたくさん落ちているので、一部の敵を除いて不殺を貫くことができる。

シンボルの数は有限で、倒した場合は消えてしまうが、和解した場合はシンボルは消えずにその場に残り、以後いつでも話をすることができる。1シンボルにつき戦闘ができるのは1回(つまりゲーム全体で戦闘できる回数に限度がある)なのも面白い。

◆アクション要素だけでも十分楽しい

アクションならではのマップ探索(宝箱探しなど)や技術を求められる部分もきちんとある。難易度は高くは無いのでギミックに何度もやられるような事にはならないだろう。キャラの動きはそこそこ速いので操作性にストレスを感じることは無かった。
ジャンプ(1段)と滑空しかないので、物足りなさを感じる人もいるかもしれないが、アクションRPGとしては十分な内容だと思う。

◆まさかのクイズ!

なんとこのゲーム、道中急にクイズが始まることがある。登場人物やストーリーに関する問題が出題され、正解数に応じてお金を得ることができる。間違っても支障は無いので気を張らずに楽しめる。このクイズを通じて理解を深めることができるのは良い仕組みだ。

◆BGMもなかなか良い

全般的に絵柄やシチュエーションに合うBGMが流れるのもポイント。良作と感じたのはなぜかと振り返ったとき曲の存在を抜きに語ることはできないだろう。ラストバトルからエンディングまでの流れでは特にいい仕事をしていて、改めて「曲も良いな」と思った。

#ゲーム #Steam #レビュー #Underhero

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