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Windowsのモバイル機Surface Go 4って気になるよね?というお話

Windowsのモバイル機って、Nintendo Switchみたいなゲーム機専用っぽい10万円以上するものか、安くて性能が低いもの、というイメージしかありません。

昔、8インチくらいのWindows機を使っていたのですが、さすがに画面が小さすぎて使い難かったと記憶しております。

PCとしては13インチくらいが1番使いやすいのですが、外に持ち運ぶにはちょっと大きと感じますので、モバイルとしては10インチくらいが丁度いいサイズではないかと思います。

そのサイズの中でWindowsかiPadかAndroidかChromebookか、という問題はどれも一長一短があるので選ぶのは難しいですね。

私は11インチのiPad Proを持っていても外に持ち出したことはありませんが、最近妙に気になるのがMicrosoftのSurface Go 4です。
Surfaceのデザインって割と好きなんですよね。

Surface Go 4とは

Surface GoはMicrosoftから出ているPCのSurfaceシリーズの1番モバイル寄りの10.5インチの小さなPCです。
キックスタンド付きのSurface Proをそのまま小さくしたようなPCです。

その最新モデルがGo 4になり、2023年9月に発売になりました。
と言っても一応法人向けとのことで一般販売はないそうですが、Amazonでは個人事業主でも買えるようです。

10.5インチのディスプレイなので、PCとしてはちょっと窮屈ですが、ペンも使えるし、キーボードが取り外しできるので、完全なタブレットとしても使えます。

Surface Go 4の性能

歴代のSurface Goって性能が貧弱というイメージがありましたが、第4世代となってどうなったのか?

前作のGo3のCPUはIntel Pentium Gold 6500Y、またはCore i3 10100Yが選べますがPassmarkが3000近辺でした。
Go4はintel N200に変わってPassmarkは5500前後となったので、倍近くに向上したことになります。

5000くらいあれば事務作業には問題がないレベルらしいので、ゲームなどの負荷の高いことをしない限り使えそうです。

まあ、画面も小さいので、出先でメールの確認、Office系の資料を閲覧したり手直しするとか、WEB閲覧、WEB Meetingくらいに使うにはちょうど良さそうです。

Surface Go4に搭載されているN200はモバイル用の第8世代Core i5と同等程度らしいので、ちょうど私の所有するSurface Pro 6と同じ位の性能っぽいです。
(Surface Pro 6のPassmarkは5900くらい)
それでいて消費電力は半分以下。
つまり買い換えると単純に同程度の性能で、使用時間が伸びるってことですね。

Surface Go4と無印iPad10との比較

では、Surface Go 4ってどんなものか、似たようなサイズのiPadと比較してみましょう。
iPad Proと比べるのはさすがに可哀想なので無印iPad10と比べてみます。

▪️画面の精細さ(iPadの勝ち)

Surface Go 4:10.5インチ(1920x1280)350nits
iPad 10 :10.9インチ(2360x1640500nits

▪️重量の軽さ(Surface Goの勝ち)

Surface Go 4(521g)+純正キーボード(245g)=766g
iPad 10(477g)+Magic Keyboard Folio(585g)=1062g

キーボードの重量差がモロに影響しましたね。
本体自体はキックスタンド内臓のSurfaceの方が重いです。
キーボードを使うことが多いので込みの重量での勝負としました。
どちらも端子による接続なので、Bluetoothキーボードのように立ち上げのタイムラグが無いのがいいですね。(これ重要)

▪️性能(PassmarkスコアはiPadの圧勝)

Surface Go 4(Intel  N200):Passmark 5455
iPad 10(A14 Bionic):Passmark 8539

さすがiPad、無印でも恐るべしですね。

▪️価格(Office抜きなら同じくらい)

Surface Go 4(256GB)+純正キーボード=174,440円(Office Home&Business付)
iPad 10(256GB)+Magic Keyboard Folio=131,600円

MicrosoftのオンラインストアではSueface GoはOffice(43,980円)選択が必須ですが、それを除くとほぼ同じような価格帯になります。
AmazonではOffice無しが購入できます。法人向けに。

また、SurfaceはMicroSDXCカードでストレージ拡大ができるので、内部ストレージは128GBでもいいかも知れませんが、比較のため256GBで揃えてみました。

その他

ペンはiPadが充電式のApplePencil1に対して、Surface Goは単6電池を使うので、ペンを多用する人はiPadの方がいいかも知れません。

やっぱりSufece Goの最大の売りはWindows PCということです。
快適かどうかは別にして、全てのWindowsアプリが使えるし、周辺機器も充実しているのが魅力です。

で、Surface Go 4ってどうなの?

チップがN200になって一気に魅力がアップしたような気がします。
N100のPCでも結構使えるというレビューを見かけるので、さらにGPUが倍増されたN200だとブラウジングもさらに快適になると期待できます。
これまで眼中に無かったSurface Goが急に気になったのはN200になった為です。

それでも無印iPadにすら性能が追い付いていないのは残念ですが、
・ペンが使える
・遅延の無い端子接続のキーボード
・ソフトウェアの制約が少ない
・そこそこの性能
・持ち運びに便利(軽い)
・スタイリッシュ
という点から、モバイルのWindowsが必要ならSurface Go 4もアリですね。

問題があるとすれば価格です。
Surfaceシリーズって全般的に性能の割に値段が高いのが難点です。

で、他にも無いかと探してみると、ChuwiのMiniBook Xというものが、
・Windows PC
・10.51インチの1920x1200
・チップ:intel N100
・12GB RAM、512GB SSD
・918g
クーポン使えば5万円を切る値段
で売っています。

キーボードは回転するタイプなので、Surface Goのようにいちいちキックスタンドを出さなくてもいい、というメリットがあります。
逆にタブレットとして使う時は重いというデメリットでもありますが。
あと、タッチパネルですがペン入力には対応していない模様。

チップがN100だったり、ペン入力ができなかったりでSurface Goの代わりというわけにはいきませんが、ネットでのレビューでは値段との兼ね合いでそこそこ評判良いようです。

というわけで、Surface Go 4ですが、モバイル端末として妙に気になる存在です。
法人向けのみ、というのが謎ですが。
iPad Pro持っていなかったら欲しかったかも。

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