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金称号以上を取りたい人に向けたPカップ初心者ガイド~走法への見解も添えて~

Neroといいます。

こちらの記事でPカップや歌姫周回の知識があまりないけど今後Pカップを走ってみたい方の参考になればみたいな事を書いたのですが、気持ち的な面はともかく技術的な面についてあまり書けていなかったので、今回はPカップを走るうえで実際に使う知識の面でこれさえ抑えれば知らない状態と比べて明らかに楽に金称号を取れるようになり、稼働量や運次第ではプラチナも狙える(色段とかはこれだけだと厳しい)というものをまとめた記事を書こうと思いました。

具体的には、ここに書いた内容を実践することで編成や練度、その時のコンディション等に左右されますがwingでファン数を230万人稼ぐプロデュースを1周するのにかかる時間が12~20分程度の範囲になると考えています。

項目が多くなってしまったのである程度知っている方は知りたい箇所に目次から飛んでもらえればと思います。

今回のPカップから金称号以上限定の手紙が報酬として追加され、次回も継続されるならこれを目標にしようという方が多いと思うので、そういった方や特にそのために自分で情報を集めようとされている方の参考になれば幸いです。もちろん普段の育成やファン活などでも使える内容です。
逆にプラチナの上位(特に5位以上)を目指している方にとってはここに書かれている情報だけでは足りないと思うので注意が必要です。もっと上位の実績を残されている方にTwitterやDiscord等でコンタクトを取り、教えてもらうなどすることを推奨します。

今回の仕様のままだとどう頑張っても各アイドル100人しか貰える人がいない点については賛否が分かれる所だと思いますが、その中でも知っているか知っていないかで確実に差をつけることができ、かつ次回から「期間中にファン数を稼いだ数が一定以上」等の仕様変更があった場合でも、より楽に条件を達成できるようになる内容だと思います。

自分はイラストなどの創作で何かを表現するのが得意ではないので、ゲーム内でPカップのように称号が貰えたり順位を競ったりするイベントをこのキャラが好き!みたいな自分の感情を表現する手段として捉えています。こういう記事を書くことで同じような人がゲーム内のイベントを通してそれを表現する助けになればいいなと思っています。


デバイス、ブラウザについて

iPad

一番おすすめだと思います。上位でも使っている方が多く、シャニマスをする目的以外で持っている方も多いと思うので持っている、用意できるなら使って間違いないでしょう。

iPhone

iPadの次くらいにおすすめできると思います。詳しくは分からないですが中身はiPadと同じらしいので画面が小さいことによる操作感の差を除けばかなりPカップに適しているといえるでしょう。実際にiPhoneのみでプラチナを取っている方も数人います。

その他の携帯、タブレット類

その他というと主にAndroidの端末が挙がってくると思いますが、上記の2つと比べると実績を残されている方の数が明らかに少ないため、その分知識面でのサンプルも少ないというのが現状だと思います。
高性能のものや新しいものであれば色段などの最も競争が激しい所でない限り問題なく戦えると思います。

PC

マウスでの操作を繰り返すことの負担も含めて個人的には上記3つと比べるとおすすめしにくいです。
ですがPCでプラチナを達成されている方も今回何人か見かけたし、自分もPCで冬優子の金称号を4回取った事があるので特に金称号ならPCでもなんとかなります。
プラチナを取っている人は左手デバイスなどを使っているそうです。

ブラウザ

ブラウザについて個人的に最も重要だと感じるポイントは、速度や動作の軽さを求めた時にChromeはおすすめできないということです。
Apple端末を使っていてわざわざChromeでシャニマスをするという方は少ないと思うので関係のない方も多いはずですが、それ以外の端末を使っていて普段Chromeでシャニマスをプレイしている方はPカップを走るなら後述する別のブラウザを使いましょう。相性があまり良くないのか他よりも動作が重いので、多分シャニマスに関してはそれ以外の場面でもChromeじゃない方が快適だと思います。アプリ版は論外です。DL数のために入れとくくらいにしましょう。課金もバナコインよりアプリの方が割高だし。

個人的におすすめなのはSkyleapです。下のメニューを設定からカスタマイズすることで後述する走法で使う進む/戻るボタンを押しやすい位置に置くことができ、ジェスチャー機能によって特定のスワイプ動作にボタンを割り当てることもできます。iOSとAndroidどちらの端末にもおすすめです。
Safariも普段使いしている方が多い点含めておすすめですが、個人的には進む/戻るボタンが上端にあり押しにくいと思いました。動作自体は快適だし、iPhoneだと設定で変えられるらしい(iPadでできるかは分からない)ので、ボタンの位置が気にならない方や変えられた方にはおすすめです。

他のブラウザの選択肢としてはこの記事で紹介されているものなどがあると思いますが、自分はあまり詳しくないので基本は上記のものでいいと思います。この記事で指摘されているSkyleapのリソースエラーについては今回自分が使ってみてほとんど発生しなかったので、現在では改善されていると思います。

WindowsのPCでプレイする際にどのブラウザが良いかという点に関してはあまり知識がないのですが、EdgeやFirefoxその他のChromeではないブラウザを試してみて動作が軽いと感じたものを使うのがいいと思います。

その他のアイテム

・フットペダル
後述するロック回避のために、オーディション中に走法を使用して演出スキップを行ったタイミングでペダルを踏んでタイマーを作動させることでロック判定の有無を可視化する手法で使われるアイテムです。
プラチナ以上、特に最上位レベルを狙う場合でなければ使わなくても問題ないと思います。

・ルーター
回線の速度も周回速度に関わるので、普段から遅くて気になるという場合やより上位を目指す場合は専用に準備したほうがいいでしょう。

・冷却台
主にiPadで充電時の温度上昇を防止したり、操作しやすい角度に端末を固定できるというものです。こちらも上級者向けなのでより上位を目指す場合以外は必須というほどではないです。

走法について

走法というワードについては、聞いたことはあるがやり方を知らない方や使うことが許されているものなのか疑問に思っている方が多いと思います。
なので実際のやり方から使うことに対する見解まで自分の分かる限り詳しく書こうと思います。

やり方

方法についてはこちらの記事に書いてあるURLを使用します。
やっている事としてはその2つのURLをブックマークしてそれをブラウザの進む、戻るで往復することによってサイト間の遷移が起こるとスキップできる演出(レッスンやお仕事の成功演出や審査員の行動など)をスキップするというものです。
レッスンやお仕事、オーディション中のアピールといったターン毎に行う選択の後に進む/戻るボタンを交互に押すだけでその後の演出がスキップされて次のターンを迎えられるというわけです。
オーディション中の走法の使い方や注意点に関しては、この後のオーディション中のロック回避という項目でより詳しく説明しているのでそちらを参照して下さい。

走法の是非に関する見解

最近ではTwitterなどで「走法はルール違反だから使うな」といった意見を見かけることは少なくなりましたが、それでも使うことの是非に疑問を持っている方は多いと思います。なのであくまで個人的なものになりますが公式の対応やユーザー視点からの感情などといった複数の論点から走法の是非についての見解をお話します。この部分はかなり長くなってしまったので興味がない方は読み飛ばして下さい。

結論から言うと「現時点では走法は使っても大丈夫であり、使うことに後ろめたさを感じることもない」と自分は考えています。しかしあくまで現時点ではの話なので、今後の公式の対応次第では状況が変わる可能性があること、その点を含め自己責任で判断してほしいということは明記しておきます。

根拠としては3rdの頃に公式からプロデュースロックの設置という対応が行われたこと、その後公式による対応がないことに加えてそれ以降走法を使用していたユーザーがBANされたという報告も見られない事が挙げられます。
また、先程紹介した記事を読むと、上記の対応が行われる前に運営に問い合わせた際は「違反かどうか答えられない」との回答があった旨とその頃にも「明らかに使用しているであろうプレイヤーがBANされていない」旨が書かれています。

これらを整理すると、3rd以前から走法は存在しており、使用者がBANされた報告もなかったものの公式の見解としては利用規約に違反するか回答できないという黙認状態であったが、プロデュースロックの設置という対応により公式が許容できるラインが明確にされたと解釈することができます。
社会において法律による規制が何も行われていなかった行為に対して一定のラインで罰則を科すことを含む規定が追加される事象と似ていますね。

このことに加え、走法を使用しているユーザーがBANされた例は報告されていないが、その他の明らかにアウトな外部ツールを使用しているユーザーに対しては公式から利用規約違反で処分を行った旨の報告がお知らせに掲載された例が存在することも根拠となるでしょう。
つまり、公式の頭の中には実際にアカウント停止などの処分を行う基準があり、それが適用された実例も存在するが、走法はそれには当たらないということができるのです。

ここまでを読んで、利用規約的な面からは走法を使うことは許されるといえる点には納得していただけたかと思います。

次に、補足として少しだけ感情的な面からの話をしようと思います。
法的にはグレーゾーンだが批判の多い行為として、現実の社会のものでは 転売が挙げられますね。違法であると解釈する見解も存在しており、実際違法なのかもしれないですが、転売に対する批判がこれほど多いのは転売目的で商品を大量に購入する人のせいで買いたくても買えない人が生まれているからだと思います。つまり他人に、それもかなり直接的に迷惑をかけているから批判されているわけです。少なくとも感情的な側面だけを見るならこれが一番大きな理由でしょう。

ではこの話を走法に当てはめて考えてみると、少なくともユーザーの誰かが走法を使うことによって直接的に迷惑を被った体験があるというユーザーはいないでしょう。走法によってゲームのサーバーに負荷がかかり、動作が重くなると仮定すると間接的には迷惑をかけているといえるかもしれませんが、これが実際にどの程度の度合いで起こっているのかを明示できるデータは現状公開されていません。この状態ではそういった要素を引き合いに出した批判は根拠のないいちゃもんに等しいものになってしまうでしょう。サーバーを管理している側の人の負担に関しても同じことが言えます。

また、以前シャニマス界隈ではフェス参加権の仕様を悪用してグレフェスでスコアを出すまでに消費するフェスチケットの量を抑えるという行為が批判されたことがありました。
これが批判を浴びた理由は、その行為によってフェスチケットの消費量を抑えることが、フェスチケットが有償アイテムでもあることから、本来有償で買わなくてはいけないはずのアイテムを間接的な手法で不正に入手している=運営の収益に損害を与える行為であると言えた点にあると考えられます。

走法の話を今度はこの事例に当てはめてみると、走法の使用によって本来有償で買わなくてはいけないはずのアイテムの消費が抑えられることはありません。ソーダの消費という観点ではむしろ周回効率が上がることによって増えているとさえ言えるでしょう。だから運営の収益が増える行為だとまでは言いませんが、少なくともフェスチケットの例のような批判は成り立ちません。
サーバーへの負担による間接的な損害についても、先ほど説明した通りそれを示すデータがないため現時点では立証できません。

以上の点から、冒頭に記したような「現時点では走法は使っても大丈夫であり、使うことに後ろめたさを感じることもない」という結論が導き出されると自分は考えています。
プロデュースを行う際に既に読んだことのあるサポートコミュをスキップせずに全て読んでいるという人や、オーディションなどの倍速設定をオフにしている人はほとんどいないと思います。
これらは公式に用意された操作なので走法とは確かに違いがありますが、個人的には走法による演出スキップもこれらと同じような手段だと考えています。

編成について

使用する編成については各アイドルや属性ごとに様々な組み方があるのでざっくりとだけ説明しますが、
「審査員全員にアピールする効果を持つライブスキル(札)に高倍率のパッシブスキル(バフ)を乗せることで2-4ターン目で一気に審査員を満足させ、オーディションを早く終わらせることを狙う」編成が主流なので、これに適したライブスキルやパッシブスキルを持ったアイドルを選んで編成していくことになります。
サポートに関してはそれ以外にも火力に作用するサポートアイドル自身のステータスや、必要なスキルパネルを解放するためのSPを稼ぐことができる点などを重視します。
より詳しく知りたい場合は走りたいアイドルで高順位を取った人の記事を読むと参考になります。

テクニックについて

ここでは走法のやり方以外で使えるテクニックを書いていこうと思います。
2つ目以降はより上位を狙う場合以外はそれほど重要でないことに加え、気持ち的にやりたくないという方もいると思うのであらかじめそう書いておきます。

オーディション中のロック回避

デバイスや走法の項目で軽く説明しましたが、オーディション中は走法によって演出スキップをする際にロックに気を付ける必要があります。
ロックをされてしまうと5分間プロデュースが止まってしまうのでその積み重ねによってwing1周分やそれ以上のタイムロスが生まれます。
プロデュースができずにロックが明けるのを待っている時間はトイレで用もなく立っているドラえもんの画像並みに虚しいです。

オーディション中のロックは、初めに走法やF5、エラーによる再読み込み (ゲームの画面に表示される再読み込みボタンを押した場合でも判定されるので注意!)などによってURL遷移が行われた瞬間から30秒の判定期間が始まり、その期間中に2回以上同様のURL遷移が行われた際に発動します。

一番わかりやすい例を挙げるとターンの間に特に時間を使わない場合、同じオーディション中に1,2,3ターン目と連続で走法を使うとロックされます

逆に言えばその30秒間あと1回は走法を使ってもロックされないということになります。
その30秒を過ぎると判定がリセットされ、次にURL遷移が起こったときに再び同様の判定期間が始まるのですが、この30秒のカウントはオーディションが終わってから次のオーディションに入るまでの間も続いています。

例えば1つ目のオーディションの3,4ターン目に続けて走法を使い、4ターン目でオーディションが終わったとします。この後すぐに2つ目のオーディションに入り1ターン目に走法を使うと、判定が始まったタイミングである前のオーディションの3ターン目に走法を使ったときから30秒が経っていない場合ここでロックを食らいます。

この判定を搔い潜り、ロックされない範囲で最大限走法を使うことが時間短縮のためのポイントになってきます。まずはこの判定の仕様について理解することが大切です。可視化するために秒数まで見える時計やストップウォッチ、デバイスの所に少し書いたフットペダルなどを使うのもいいでしょう。

このようにオーディション中は走法で演出スキップできる回数が限られるので、一回でスキップできる演出の量を増やすことも意識したいです。
例えば1ターンで審査員を3人ともまとめて帰らせると審査員3人分のスター獲得と帰るときの演出がまとめて発生しますよね。これをスキップすると短縮できる時間が増えるというわけです。行動するライバルの人数などもここに関わってくる要素ですね。

金称号を狙うならこのロック回避を意識して走法を使うだけでかなり楽になると思います。次に書く2つも速度が上がる要素になりますが、より上位を狙う方向けになっています。

親愛度0の維持

朝コミュでは選択肢に応じて親愛度が上昇しますが、親愛度0のまま、つまり思い出レベルが0のままだとアイドルコミュと親愛度が高い時に出る朝コミュが発生しなくなります。
これを狙って、朝コミュが出た時にノーマルコミュニケーションを選び続けるというテクニックになります。ステータス上昇が得られなくなるデメリットはありますが、走法でスキップできないコミュをそもそも発生させないことでかなりの時間短縮効果が得られます。
強化週間中のPカップでは思い出2で解放されるエレぇべすとに行った方が効率がいい点や、親愛のお守りを使って高火力の思い出により早いターンでオーディションを終わらせる戦法を使う場合、敏腕記者セットでファン数を増やし歌姫に行ける回数を増やす場合には使えない点には注意です。

準決勝でわざと負ける

決勝のライブがなくなるのでかなりの時間が短縮できます。
3位をNormalやBadで殴ったり札の自傷効果によるメン死を狙うなどが主なやり方になりますが、それまで使っていた高火力の札やパッシブスキルが仇となって勝ってしまうこともあるので、それらを消すことも選択肢に入ってきます。
この辺りは自分でもこのやり方が正解とは言えないので研究することで差がつくポイントだと思います。特化している属性が流行3位じゃないときに3位をNormalやBadで殴って負けるだけでもある程度効果は出ます。
また、準決勝で負けるとドロップするEXスキルの質が落ちるので、EX集めを副産物として意識している場合はやらない方がいいでしょう。

まとめ

長くなってしまいましたがここまで読んで下さってありがとうございました。
金称号だけでなくプラチナやアイドル複数人分の金称号を狙う場合、それだけでなく普段の育成やファン活などでも使える知識を詰め込んだつもりなのでシャニマスのモチベがある人の役に立っていたら嬉しいです。


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