ポスト アンドレア
ユヴェントスは世界的なビッグクラブである。
世界中にファンが存在し、サッカー好きでその名を知らぬものはいない。
これまで、デルピエロ、ジダン、ネドベド、イブラヒモビッチ、トゥラム、、、数えきれないほどのレジェンドが所属し、世界を熱狂させてきた。
クラブに入るだけでも偉業。
そんな指折りのビッグクラブに、2人の若きセンターバックが加入した。
メリフ・デミラル 🇹🇷 21歳
クリスティアン・ロメロ 🇦🇷 21歳
かねてより獲得が噂されていた新進気鋭の俊英たちである。
デミラルは昨シーズンの冬にトルコのアランヤスポルからサッスオーロにローンで加入し、セリエAで14試合に出場。
移籍初年度ながら、192cmの長身を生かした力強い守備でサッスオーロの最終ラインに安定感をもたらした。
闘志あふれるプレーがイタリア王者の目に留まり、イタリア挑戦からたったの半年で最高峰のチームへと活躍の場を移すことになった。
同選手はユヴェントス所属選手で初のトルコ人であり、トルコ国内ではこの偉業が大いに取り上げられている。
ロメロも昨シーズン、アルゼンチンのベルグラーノからジェノアへ移籍すると、CBの一角としてセリエAで27試合に出場。
転機となったのは、セリエA初出場となった第9節のユヴェントス戦。
その時のパフォーマンスに魅せられたユーヴェのフロントは、獲得に向けて即座に動き出したと言われている。
アンドレア・バルザーリの引退、マルティン・カセレスのレンタル終了。
2人のCBの退団により、ユヴェントスにとって最終ラインの補強は急務だった。
初年度のセリエAで見事な活躍を見せた両者をスムーズに獲得できたのは、見事としか言いようがない。
しかし、来期、白黒のユニフォームも着てピッチに立つことができるのはどちらか1人となるのかもしれない。
それには、巷を賑わせ続けているマタイス・デリフトの加入の噂が関係している。
代理人のライオラはデリフトのユヴェントスへの加入をほのめかしており、今週には加入が発表さされるのではないかと言われている。
キエッリーニ、ボヌッチ、ルガーニが存在するユヴェントスのCB陣に、デリフトが加わるとなると、実績の面で劣るデミラルかロメロの一方の選手はレンタルでチームを離れることになるだろう。
この2人の21歳のセンターバックが来期どこでプレーすることになるのか、
今後の移籍市場から目が離せない。