iPhoneXから探る現代人の幸福度

世界幸福度報告書2017によると、日本は51位と先進国の中ではかなり下位となる結果となった。東京都は国内で2位、私の住む目黒区は一応トップクラスとなっている。

幸福というとやや抽象概念であるが、同報告書は「155カ国を対象に、1人当たりの国内総生産(GDP)や健康寿命、困難時に信頼できる人がいるかどうか、政府や企業における汚職からの自由度などを手掛かりに幸福度を調査」したという。

話は変わってiPhoneXである。ホームボタンの廃止やFaceIDなどの機能でいまだに賛否両論のようだが、値段の方も驚きの価格である。自分はsimフリーのiPhone6sを使っているが、そろそろ寿命が来そうなので買い替えを考えていたが、一時期使っていたHuaweiP9Liteが予想以上に良かったので次はHuaweiにしようと考えている。なんと言ってもそこまで性能差がないのに懐に優しいのがいい!Amzonでの比較だとメモリの差などあるが10万以上異なる。

iPhone X 64GB ¥ 138,440
Huawei  P10 lite¥ 25,800

iPhoneXを買う層は256Gモデルなどを買いそうであるが、その差112,640円。かつての様に2年周期で携帯を買い換える層より、どちらかというとガジェット好きクラスタが買っていると仮定してその差額を12ヶ月で割ってみると、月々9,387円となる。

このことはこうも言い換えられる。

月々9,387円を払って幸福感を買っている。

幸福感の得方は人それぞれである。私は写真家としてカメラ片手に街をさまよっていると、名もなき道に差し込む光によって輝いて見える景色だけで十二分に満足できる。チリコンカンが上手くできただけでも大いに満足だ。

こう窮屈な日本の現代社会では、かつて誰しもが無料で身近な場所で見つけていたささやかな幸せも、金という対価を払って得る時代になったのかもしれない。9000円もあればチリコンカンが10回は作れるというのに。

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都市論と写真

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