2日間入っていたクラブとは違う現場でのDJ仕事を終え、24時を過ぎた渋谷の街並みを少し眺めたのち、機材を抱えたままタクシーに乗り込み秋葉原へ遊びに行く。車中で少し寝ようかと思ったが、いつもとは違う場所でDJとして仕事ができた満足感と無事に終わったなぁという安堵感で妙に落ち着かず、気付けば目的地。

開放感も手伝って楽しくなり、慣れ親しんだメンツと朝まで遊び、気持ちよく酔った挙げ句、締めにラーメンを食う。そして帰りの山手線で降りる駅を寝過ごす。かろうじて帰宅、翌日はひどい二日酔いで丸一日寝る。

2年前に当たり前だった行動が懐かしくもあり、ありがたくもあり、不思議な気持ちになる。こんな気持ちも、世の中が元に戻ったら忘れてしまうんだろう。絶対そう。俺はそういう人間。なのでここに記しておく。

一方で、週末にDJが入り始めて、分かりやすく部屋が散らかってきた。この状況までコロナ以前に戻らなくていいんだがと思いつつ、コロナだ自粛だと言いながら自分の本質は何も変わっていない、変わらないのであろうことに気付きげんなりする。