東京は夜の七時だった

5月21日土曜日、羽田空港で開催されたMU2022に遊びに行った。

最高のイベントだったがイベントについてお気持ちをどうこう言う立場ではないので割愛。それでは何故書くのか。それは……野宮真貴氏のライブが圧巻だったから……。

タイムテーブルを見た時点で見ない選択肢はなかった。東京で19時に東京は夜の七時をライブで体感できる機会を逃すほど馬鹿ではない。しかもロケーションは羽田空港。何のご褒美?

生で聞けるだけでも大満足するつもりでいたが、歌声が本当に圧巻だった。CD音源よりも上手い。いや、上手いというだけでは言い表せないな。艶がある?脂が乗っている?……的確な言葉が出てこないほどに素晴らしくて、ブチ上がるを通り越して涙が出そうになった。ライブでこんな感情になったのは久しく記憶にない。というか登場の時点で衣装含めて「野宮真貴」然がすさまじく、ほぼ最後部で見ていたにも関わらず目眩がするかと思った。

大方の予想通り、東京は夜の七時で始まり、ポータブル・ロックの新曲(最高!)も交えつつ、まさかのトゥイギー・トゥイギー、さらにはスイート・ソウル・レビューで締め。

もう一度書こう。何のご褒美?

冗談抜きでこの20分弱だけでチケット代の元は取った。インターネットから離陸したMUが羽田空港に着陸するものと思っていたが、どっこいさらに月まで飛んでいってしまいそうな時間だった。(ラストにイノタクさんがアンチグラビティ・ガールをプレイしたのとかかっています。ふふっ。)

空港で音楽イベントいう非日常すぎる1日を終え、普段とは少し違う、浮ついた満足感を抱え、鼓膜にピチカート・ファイヴを響かせながら帰路に着いた。

世の中にはハッピーやラッキーがいっぱいあるのだ。

※ライブのオケはこっちver.だった↓


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