チェックアウトは難しい

予想通り7時半に甥に叩き起こされる。家族でご飯を食べたあと、レコ屋へ再訪。俺にレコ屋へ通う楽しみを教えてくれたおっちゃんと5年ぶりに再会。タバコを咥えながら最近好きなもの、聞いているものなどとりとめのない会話を交わす。

生まれ育った町もさすがに変わっている箇所も多く、そもそも実家も引っ越しているので本当の地元には帰る場所がほとんどない中、こういう場所が残っているのはありがたいし嬉しい。おっちゃんと出会って20年弱、連絡先は知っていたものの、電波を使った連絡はすることがなかったし、SNSも繋がっていない。それでも会うと昨日まで会っていたかのように会話がスタートする関係は俺にとってかなり稀有だったが、ようやくインスタを交換。時代はインターネット!

あまり時間がなかったこともあり、オススメを聞きながら数枚ピック。もっとじっくり見たかった。やはりレコ屋は2時間程度では無理……。お土産も頂き感謝。

夕方に福岡へ移動してホテルへチェックイン。ビジネスホテルだが、自分だけの秘密基地感があるしホテルは好きだ。少々高ぶったテンションのやり場に困り、せっかくだしローカル番組でも見るかとテレビの電源を入れるが、あまりおもしろい番組がなく、ゴロゴロしながら今晩のイベントの選曲。天神をウロウロしたい気持ちはあったが、子供の相手をした疲れもあったのでホテルに引きこもり。どこまで行ってもインドアな自分に自分で憤ってくるが、昨夜ほとんど選曲していなかったのでこれは必要なことなんだ、と自分に言い聞かせる。

肝心のイベントは異常なほどに楽しかった。会場のThe Voodoo Loungeは20代前半から遊びに行っていた箱だったが移転後は初。当時毎晩のように遊びまくっていた友達が店長になっており、なかなかのエモ具合。そして、当時は全く絡みがなかったというか、そもそもクラブにさえいなかった若い子がこうして呼んでくれるというのはありがたいというか、月並みながら続けているとこういうことも起きるんだなぁと。

プレイに関しては2STEPからTECHNO、JUNGLEなど本当に好き放題やらせてもらったが、何よりプレイ中にやってくるテキーラが……愛だと思って流し込んだが当然のようにヘロヘロ。まぁ当然のように数回吐きました。

最後もB2BでHIP HOPをかけ倒したりしてたら楽しすぎて本当に一瞬でイベントが終わってしまい、分かりやすい千鳥足でホテルへ。ちゃんと吐いたし11時のチェックアウト、絶対に成功するぞと意気込み就寝。

けたたましく鳴り響くフロントからの電話で目を覚ますと13時だった。

という内容を書いたまま何故か5ヶ月近く下書きに塩漬けにしていたのでこのまま放出することにする。これにてチェックアウト完了。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?