アイドルの仮想通過NIDTってぶっちゃけどうなの?

仮想通貨Nippon Idol Token (NIDT)が登場し、アイドル産業の新しい可能性を開拓していますね。
みなさんはこの仮想通貨どう思いますか。
この記事ではNIDTの将来性について検討します。

まず2023年10月10日現在のNIDTの価格は約30円です(DMMビットコイン参照)。2023年5月のローンチ価格5円から比べると6倍になっています。一時期100円を超えたこともあり、ボラティリティ(価格の上下)の高い通貨となっています。

2023年10月上旬にアイドルメンバーの最終選考がおこなわれ11人が選ばれました。またグループ名が発表され、名前は「ホワイトスコーピオン」です。
グループ名については非常に評判が悪く、ほぼすべての人がネガティブです。メンバーの質については可もなく不可もなくといった意見が目立ちます。

秋元康が総合プロデューサーですが、このプロジェクトは秋元康が始めたわけではなく、NIDTを運営している会社がオファーをして就任しているようです。そのため、深い関与はなく、名義貸し程度の関与と考えたほうがよいかもしれません。
また、秋元康は数多くのアイドルグループをプロデュースしていますが、すべてが成功しているわけではなく、まだ花開いていないグループも多くいるようです。

昨今は数多くのアイドルグループがあり市場が飽和状態ということを考えますと、ホワイトスコーピオンというアイドルグループがAKBや乃木坂などの有名アイドルとなる可能性は極めて低いでしょう。

なお、ホワイトスコーピオンは海外も視野に入れているそうですが、メンバーのレベル(外国語、ダンス、歌唱能力など)と、12月に発売予定のデビューシングル「眼差しSniper」を聞く限り難しいでしょう。

ホワイトスコーピオンの将来性が低いと考察したうえで、仮想通過のNIDTの将来性もないと考えるのはまだ早いでしょう。

なぜなら地下アイドル並みの人気であっても、NIDTの可能性は非常に高いからです。

地下アイドルグループの平均ファン数(コアなファン)は正式なデータはありませんが、数百人の会場が埋まるケースがあることから、全国で数千から数万人程度でしょう。
ここでは仮に1万人とします。

次にコアなファン1人あたりがアイドルグループに使う金額は年に50万円程度が平均というデータがあります。
主要な使用用途は下記です。
・曲の購入
・コンサートやイベントなどのチケット
・物販(グッズ)
・アイドルへの投げ銭

1万人のコアファンが各自50万円を年に使ったとして、合計額は50億円/年になります。

ここらへんでピンと来た方もいっらしゃるかもしれません。

ホワイトスコーピオンが地下アイドル並みの人気しかでなかった場合でも、仮想通貨のNIDTの価値が大幅に上がる可能性を秘めています。

NIDTがローンチした際の合計時価総額は15億円です。
コアファンが1万人できた場合の、使用額は年間で50億円です。

ホワイトスコーピオンの曲の購入、コンサートやイベントのチケット、物販、投げ銭などはすべてNIDTの通貨を用いておこないます。

つまり毎年50億円分のNIDT通貨が購入される可能性があり、2年で100億、5年で250億円です。

秋元康総合プロデュースで資金も15億調達済みですので、流石に全国1億2000万人の中からコアファンを1万人集められないということはないでしょう。

また、この計算は地下アイドル並みの人気であった場合の保守的なものですので、仮に人気が出て、コアファンが10万人となった場合は

10万人×50万円=500億円/年となり、毎年500億円分のNIDTが取引されることになります。

以上のことから、NIDTの価格の値上がりは数十倍から数百倍になる可能性を秘めており、昨今の仮想通貨業界では非常にポテンシャルが高いです。
アイドルグループの人気がでない前提で考えてもこのポテンシャルですから、アイドル×仮想通貨の相性の良さがわかります。
今後のこのスキームはアイドル業界で間違いなく流行るでしょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?