見出し画像

ティーバッグの紅茶を美味しく飲もう

不思議な事に「ティーバッグの紅茶でしょ?」と言われる事がある。なぜそんな話になるのかわからないのだが、よくよく聞くと「ティーバッグ=低グレード」のイメージがあるみたいだ。「茶葉で売っている方が良い」ともハンコみたいに言われる事もある。なぜだ

理由を考えてみた
1:名前は一緒でも中身を偽装していると思っている
2:リーフとティーバッグではグレードの違う葉を使っていると思っている
3:リーフで売っている方がプロっぽいからそう思っている
4:よくわからないがイメージでそう思っている
5:昔飲んだのが美味しくなかった
6:適当にお湯でじゃぶじゃぶして飲んだら味がなかった。

少しでも誤解を解きたいのでティーバッグの良さをアピールしてみる
1:とにかく淹れるのが楽、カップとお湯があれば良い(可能なら蓋)
2:片付けが楽、捨てるだけ。
3:用法が決まっているので誰でも同じ味が出せるポテンシャル
4:出した茶殻で色々遊べる
5:アウトドアにも向いている
6:以上の事がありオフィスやおひとり様に向いている

さて、ここからはさらにティーバッグをプッシュする。
ティーバッグ製品はとにかくいつでもどこでもどなたにでも安定した味を届けてくれる。シングルオリジンとかプレミア茶園とかとは別の場所で戦うエリート部隊のようなニクイいヤツだ。それと一緒にして手間暇かけて作られた数量限定の品と一緒にされてはお互いが可哀そうなので一緒にしないであげてほしい。

乱暴な仮定だがこの謎のティーバッグの不遇は以下のような事があるのではないかと想像している。

1:ティーバッグで淹れるときに「カップにお湯をいれてじゃぶじゃぶと揺らし、色が出たら引き上げて飲む」方法しかした事が無い人が、何かでホテルや喫茶店で紅茶を頼む
2:もちろん紅茶を扱うお店なので丁寧に淹れた紅茶がポットに入って出てきたら・・・「やーやっぱり紅茶は美味しいわー」となる。中身はきっとリーフ(思い込みもちろんあるだろう)だと思い、リーフの方がティーバッグより良い。と言うイメージがつくのでは?

ティーバッグのポテンシャルを引き出す淹れ方をしてみよう

私のやり方なのであくまで参考という事で。
1:ティーバッグを開いて軽く振る(こうすると中で小さくなっていた茶葉がほぐれてお湯を入れたときによくなじむ)
2:沸き立てのお湯をカップに入れる
3:お湯を入れたらティーバッグを沈めて、カップに小皿などで蓋をする
4:そっと静かに商品説明にある時間だけ蒸らす(これ重要)
5:時間が来たらそっと引き上げて、茶液が落ちなくなるまで待つ(ゴールデンドロップの回収)
6:スプーンで一回し撹拌して終了。

紅茶は基本高熱で茶葉のエキスを抽出してそれがお湯と混ざった液体がお茶になるので「じゃぶじゃぶ」なんて短時間では抽出できてないのだ。紅茶は基本、色、香り、味の順番で出るのであまりに短いと「色のついたお湯」状態である。私も最初はそうだったのです。
このやり方を試してみて欲しい、友人知人で実証済みだが美味しい紅茶が飲めるだろう。そしてティーバッグへのイメージが少しでも変わると嬉しい。

携帯も楽なのでオフィスとかで是非是非楽しんで欲しい。

サポートはありがたくこのnoteの維持、今後のスリランカでの仕入れ、デザインの依頼、商品写真撮影の依頼などに利用させて頂きます。