2023/7/17

（夜宵★のブラ論を含みます)

軽井沢で過ごしたこの週末。

アウトレットで買おうと思っていたのはブラジャーであった。

生地が傷んできたのか、痩せたためか、その両方か、手持ちのがプカプカして合わなくなっている。

40代の私が狙うのは、脇高設計でストラップがしっかりしているものである。

脇肉がもたついているとボディラインが崩れて見え、一気に老ける。

それをフォローしてくれるのが｢脇高設計｣。

胸のサイド～腋下にかけての生地が幅広く、肉のはみ出しをシャットアウトする。

それを支えるのがしっかりしたストラップというわけである。

女は40overともなると、雪崩を起こす体形の補強が必須なのだ。

アウトレット品は40%offを狙っていたが、品薄。

新製品は15%off止まり。

だったら大型商業施設なんかでやってる20%offでいいではないか。

アウトレットでブラを買うのはやめた。

ホテルの近くをブラついていてあった、イオンの下着売場に立ち寄る。

すると20%offセール中。

なんてタイムリーなんだ。

本腰を入れて物色を始める私である。

最近Wacoalのミューズになった松本まりか様。

小悪魔的な魅力を感じて大好きなのだが、そのまりか様着用の｢ハグするブラ｣というのがある。

若い子向けで、お値段もきっといいんでしょ？、と遠巻きに以前は眺めていた。

それが、よくよく観察してみたらば、私のニーズである｢脇高設計｣｢しっかりストラップ｣を満たしていることに気づく。

お値段も6000円ほどと、諭吉価格もありうるブラの中では良心的。

機能とデザインのかわいさを考慮すると、むしろお買い得の部類ではないか。

しかもそこから20%offとくる。

もう強盗みたいなもんじゃないだろうか。

なんたって、まりか様のブラなのである。

一気にギアが入った。

サイズはあるかなー、っと。

私のサイズを探すと、好みの色味のブラは欠品していた。

仕方なく色違いを試着することに。

店員さんに着用感をチェックしてもらったところ、おねえさんは首をかしげている。

｢お客様、アンダーが緩く感じませんか？｣

そういえばそうかな。

メジャーでおねえさんはアンダーを測り、

｢お待ちくださいませ。｣

と持ってきたのはワンサイズ下であった。

｢こちらの方が合っているかと。ただ、色は違ってしまうのですが。｣

とおねえさんは言ったが、これこそ私が欲しかった色だ。

はたして、サイズはジャスト。

やわらかい安定感、｢ハグするブラ｣とはよく言ったものだ。

これは買うしかない。

こんなぴったりはないから、もう一着買ってしまえ。

まりか様の魔力にやられているのか？私。

ダウンしたサイズで探したら、もう一種類、綺麗な色味があった。

いや、このシリーズは水彩絵具のような、繊細な滲むような色味でどれも美しいのだが。

優柔不断の私が二着即決。

ショーツも合わせて購入にいたる。

｢ずいぶん買ったね。｣

ツレが言う。

女の品格は服の下に投資することから始まる。

まりか様のブラで、私の生活は変わっていくはずだ。

いいよ、まりか様のブラ。