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230621 ブルーノート東京 まらしぃ× 堀江晶太(kemu)×ゆーまお(ヒトリエ) 2部 感想文

2023年6月21日
ブルーノート東京
まらしぃ× 堀江晶太(kemu)×ゆーまお(ヒトリエ)
2部18:45開場 19:30開演

※ヒトリエファン目線感想文、曲順若干自信無し

え!ゆーまおさんがブルーノート東京でドラムを叩くんですか!?しかもあのまらしぃさんと、あのkemu兼堀江晶太さんと一緒に!!??!??黄金メンツじゃ〜ん!!
ブルージャイアントでブルーノート東京を知り、行ってみたいな〜、なんて思っていた矢先に今回の公演の発表があった。
こんなものは行くしか無いと一念発起ワイ。先着順のチケットをガチガチにサイトに張り付いてなんとか入手した。

公演当日、ブルーノート東京の建物を前にして既に感動する。青と金に光る建物。日本屈指のジャズクラブ。ニコニコ動画で青春時代を溶かした私にとって、この3人の公演をこんな素敵な会場で見られるという事は、なんだかとても感慨深かった、感無量とはこの事だ。
3人とも、もちろん素晴らしいミュージシャンだけど、やっぱり、まらしぃがいるからブルーノートで公演ができるんだなあと思った。まらしぃさん本当に凄い、ありがとう…。

入口付近に今日の公演のポスター。なんとサイン付き!
まらしぃさんのファンはみんなお猿さんのぬいぐるみで写真を撮っていた!
ヒトリエのファーマシーねこちゃんぬいを持ってきた俺って異端か?となりつつお猿にまじりて写真を撮る。
だれがメイン!とかないのかと思ってたけど流石ピアニストまらしぃ。ブルーノートだし。やっぱりまらしぃファンが多い印象だった!ポスターもまらしぃが1番割合閉めてたし!まらしぃ率いる、という感じなんだろうな。主催なのかな!ありがとう!

ポスターとおめかしリボンのファーマシーねこちゃん

入口扉の重厚感すげ〜!かっこいい〜!
ちょうど第1部が終わったところなのか、中から続々人が出てきていた。
人の波が落ち着いた頃合に入場。
中は意外にもわいわいニギニギしていた!!
上品そうなお姉さん方がいっぱい!なんか和やか〜!ライブハウスにある謎の殺伐感(個人の感想です)が無かった。雑多な感じがないというか…。

席までスタッフのお姉さんが案内してくれる。
流石ブルーノート。スタッフ丁寧だし笑顔が綺麗すぎる。庶民だからビビってたけどとても気さくにお話をしてくれるスタッフ達で気負うことなく過ごせた…、凄い…。
席はステージ上手側前方のドラムを真横から見られる位置だった!
楽器の配置が、下手からピアノ、ベース、ドラムだったので、ゆーまおファンとしてはめちゃくちゃ良席!!!!
ブルージャイアントの印象だけで、ドラムは上手側だろう、と決め打ちしてチケットを購入していたので、予想が当たって嬉しくなる。

スタッフのお姉さんがドリンクとフードのメニューを渡してくれる。
せっかくなので本日限定「十年越しのラストピース」カクテルと、ヒトリエオタクとしては食わねば…!とブルーノート東京のピザを食べる。(ヒトリエのベーシスト、イガラシさんはピザが好きなので)
クレソンのピザ?自家製のクレソン、農園で取れた、とかなんとかスタッフの方が説明してくれた。ブルーノート東京って農園まで持っていらっしゃるんです?スゲェすぎる。
メニューにも3人のサインがあって、嬉しくなる!凝ってる〜!
ビビりながらメニュー写真撮っていいですか…とスタッフのお姉さんに伝えたら、特大笑顔で「もちろんです!」と返してくれて嬉しかった!

メニューのサイン!
特別カクテル「十年越しのラストピース」〜ファーマシー猫ちゃんを添えて〜



食事が行き渡った頃に場内が暗くなり後ろの方から3人が登場。
ブルージャイアントで見た入場方法だ〜!とオタクワイ歓喜。

3人ともフォーマルな格好をしていた。ゆーまおはチェックのジャケットに眼鏡。ぱーまおさん復活してた…。(パーマをかけているゆーまおのことを、人々はぱーまおと呼びます。)
ヒトリエのライブの時とは少し印象が違う感じで新鮮だった!ヒトリエ以外でドラムを叩くゆーまおさん、見たいと思っていたからそれが叶って嬉しかった!

1曲目、カクテルにもなっている10年越しのラストピース
ゆーまおのカウントから入る。ドラムのカウントから入る曲、ピアノから入る曲、どちらもあってどちらもよかった。ゆーまおの「1.2.3」カウント、いっぱい聞けて嬉しかった!
真横だったので手元がよく見える!!音にならない部分の叩き癖というか、リズムをとる仕草まで見られてとても良かった。やっぱり楽器を演奏する人を見るのは楽しい!
3人とも顔を見合せて意思の疎通をしながら演奏していた。まらしぃを中心に音を取っている感じ。かっこいい〜!!!!!!!!
最後、スティックをくるっと回してた!かっけ〜!!
イヤモニ、してなかったかも?して無くても大丈夫なくらい良い音の開場…ってコト!?それか、ジャズクラブにはそもそもイヤモニなんてないのかも…。ライブハウスとはやっぱり作りが根本的に違うのかも…。と想像する。

2曲目に、ヒトリエファンとしてはおなじみの、アンノウンマザーグース
まさかwowakaさんの、ヒトリエの曲をやるとは思って居なかったから凄くびっくりしたし、すごく嬉しかった!
私はアンノウンマザーグースのドラムが特に大好きで、ヒトリエファンクラブにあるアンノウンドラム叩いてみた動画をはちゃめちゃにリピート再生しているので、こんな素敵な会場で聴けて嬉しかった!!!!
とっっっっても贅沢だ…。
(パブサから、1部では「こんなすごい会場で演奏したこと、wowakaさんに報告しなきゃ」的なことを言った、らしい)
まらしぃさんがこのメンバーだったらどうしてもやりたかった…と、そんなことを言っていた気がする。
3曲目、地球最後の告白を
kemuさんの、堀江晶太さんの曲。
中学生の時に親に買ってもらったVOCALOIDのオムニバスアルバムにこの曲が入っていてよく聴いた曲。こんな形でこの曲を生で聴くことになるとは…最高すぎる…。本当に感無量。胸が喜びで詰まった。終始笑顔で聴き入ってしまった。楽しいな〜。

冒頭3曲で分かった。
これはきちんと、まらしい、ゆーまお、堀江晶太の3人のライブだな、と。
そう確信できるセットリストだった。

「2部ではお酒を飲みますか…」という話に。
「本当は10年越しのラストピースカクテルを飲もうと思ったけど僕たちの分が残ってない!」とまらしぃ。
(注文する時、早く頼まないと無くなるかも、とスタッフのお姉さんが教えてくれたことを思い出す。)
「なので好きなものを頼みました。僕はシャンパンです。」
「ウイスキーの…ロックです…。」と堀江晶太さん。
おお…、と会場から上がる拍手。
ゆーまおは「ぼくはビールです。これなんて読むんだ?Y…T…?」という感じでラベルを読んでいた。飾らない、素朴なゆーまおが好きだ…。
なんか、ビール、「美味しいから大丈夫だよ」的な発言をどこかでしていた気がする。
「1部でも言ったけど、ブルーノートでドラムを叩くなんで、自分の想定になかった。ロックバンドでやってるから。」
「ステージでお酒を飲むのは、馴染みのライブハウスでど〜でもいいやって時に飲んだきりだから、二回目がブルーノートなのは緊張する」
などとゆーまお。
「メンバー紹介は後でかっこよくやるから挨拶は程々に…」とまらしぃ。
幹事みたいな乾杯の音頭をしてくれるまらしぃ。
2人のことは堀江くん、ゆーまおさん、呼び。

その後ウイスキーロックを片手にコード(ストラップ?)に絡まり為す術なく身動きが取れなくなる堀江氏。まらしぃに助けてもらっていた。

印象的なピアノの音からローリンガールへ。
最初のピアノ音でどよめきが起こっていた。
ヒトリエでは生のピアノの音でやることは無いので、今回聴くことが出来て本当にうれしかった。
ピアノが特徴的な曲だし、もしかしたら…と思っていたけど、まさか本当にやってくれるとは…。
まらしぃさんありがとう………。

新人類
ウッホウッホッホ!
自然と手拍子が起こる会場!曲途中でまらしぃさんも手拍子煽っていた!楽しい〜!
ボカコレ最高だったな〜!!!!と思い出す!
曲中にメンバー紹介!ゆーまおのドラムソロ!バンドでは中々やらない長尺のドラムソロ!!!!!
そして堀江晶太のベースソロ!!!!立ち上がってべべべべべ!とベースを披露!!!かっこいい〜!急にロックバンドなおふたりじゃん…。
まらしぃのピアノソロ来るかと思ったけどなかった!寧ろ謙虚〜〜〜!!!!と勝手に盛り上がる。

新人類の曲の作り方の話をしてくれた。
コード進行やなんとなくの歌詞のフレーズしか決めずにレコーディングに望んだらしい。
「堀江さんがいるから大丈夫だろうってじんさんと話をした。」というまらしぃ。
それに対して堀江晶太は満更でもなさげに
「そうかなって思った。頼られるのは嬉しい。」と言っていた。
なんかウホウホやってるんでと言われて、ジャングルっぽい感じですか…?などと会話しながらドラムを録ったというゆーまお。

「僕達は動画サイトで演奏してみたや、ボカロ曲などを投稿していて、今回みたいに、集まってライブをするっていうのは特別な事だった。
それこそ前の共演が10年前!とかも珍しくないくらいで…。」という話をまらしぃがしてくれた。感慨深くなる。

「新人類作ってる時。部活やってなかったけど、部活ってこんな感じなのかなと思った。」とまらしぃ。
「俺もやってなかった。」と堀江晶太。
「俺はやってたよ、中学サッカーで、高校は軽音部。」とゆーまお。
「部活は曜日が決まってるのが嫌!というまらしぃと堀江晶太に対して、えー!何なら部活がいちばん楽しかったよ特に軽音部は。とゆーまお。
「部活せずにバイトしてた」というまらしぃに対して「バイト可な学校だったんだ。俺はバイト禁止の学校で、バレて辞めた。」とゆーまお。
今日のゆーまお、沢山話そうとしてくれてる感あって良かった!ずっと口元マイクのそばに置いてた!!!


アマツキツネの話に。
「アマツキツネアニバーサリーCDをだした。ここに来てる皆はもう持ってるよね?気まずそうにしている人も居るね…。これは自分の癖が詰まってる曲。まさかブルーノートで自分の癖を晒すことになるとは…。鏡音リンちゃんにきつねの耳としっぽ付けたら絶対可愛いやろ!って…」とまらしぃ。
それに対してゆーまおは
「え、そうなの?そっち?そっちか〜…」
と意外そうにしていた。
「だからそういうリンちゃんのイメージで叩いてね」
とまらしぃ。
自分の思ってたイメージと違ってたからなのか、煮え切らない返事をしていたゆーまおだったが、オタクワイは、でもゆーまおも狼と香辛料のホロ好きじゃん…と思うなどした。共通じゃない?してない?
アマツキツネの照明が黄色だったのは鏡音リンちゃんだからですかね…と思いニチャるオタクになる。

六兆年と一夜物語
こんなの青春じゃん!世代だもん!!
めちゃくちゃ中学校で流行ったよ六兆年…。
「1部ではちゃんとひかなきゃ!と思ったけど、2部でお酒を入れて、ありのままでいいんだ、ロックバンドの自分でいいんだ、と思った」という話をしてくれていた堀江晶太氏。
その言葉の通りの激しい演奏をしていたと思う。
「あなた2部はやけにベース弾いてるね」とゆーまおまらしぃに言われてたし。
1部では座ったまま弾いていたらしいけど、2部では結構立ち上がって演奏していた!カッコ良かった!!!
ジャズってやっぱり即興なんですか?ベースもドラムも、1部より弾いてる!って言われてたし、即興なところも多かったんだろうか…。それって、とってもいいな…。

次で最後です。というまらしぃの言葉に、えー!!と会場。
88☆彡、なんて呼んでいるかという話に。正式には八十八、らしい?けどぱっぱ、とか、ぱちぱち、とか呼んでたりする…。ミみたいな所は読むのか…。等。
その流れから各々の名前のイントネーションの話へ。
kemu↑なのかkemu↓なのか。
そもそも堀江晶太なのかkemuなのか。名義分けてるの?と訪ねるまらしぃ。
まらしぃ↑なのかまらしぃ↓なのか。
ゆーまお↑なのかゆーまお↓なのか。
kemuとまらしぃは「どっちでもいい。」とこだわりの無い様子。
ゆーまおは「ぼくはゆーまお↑です」ときっぱり答える。潔さに笑いが起こる会場。

…という話をした後に88☆彡!!!!
まらしぃとkemuが初めて一緒に作った曲!といっていた気がする。良いね!

演奏後、立ち上がり客席の花道を歩き退場。花道付近の人と乾杯とかしてたかも?いいな〜!!

アンコール

まらしぃさん1人で出てきてピアノソロを披露。
お恥ずかしながら何の曲か私には分からなかったが、パブサによると、シノノメ、や、SnowMix、だったみたい。(1部がシノノメ、2部がSnowMix?)ピアノだけなの、とってもとっても綺麗だった。
堀江晶太さんゆーまおさんは後ろでみてた。
まらしぃさんのソロが終わり2人を呼んだ時、会場後ろの方で腕を上げてガッツポーズで答える堀江晶太。

3人のお酒も2杯目へ!
まらしぃがゆーまおになにか話しかけてるのに「ビール飲んでいいですか」的なことを言う、いつも通りのマイペースゆーまお。

「お誕生日の人いますか。」
と突然まらしぃが客席に尋ねる。
「1部では居なかったので、代わりに新年をお祝いしました。」とも。…なぜ新年?
2部では1人、お誕生日の方が居て、その方のためにハッピーバースデーを演奏してくれる!!!幸せ空間!!!!演奏後「…はいっ。」となんだか不慣れそうにしていたまらしぃさん、とても良かった〜!!!誠実人間だ…。

「kemuさんの曲の中で特に好き」とまらしぃが説明し、瓦礫の塔へ。

演奏後、またもやお酒の話に。
お酒が回ってきた。という話。
お酒飲んでもあんまり変わらない、という堀江晶太に対して「でもベースはバリバリだよね」とまらしぃゆーまお。
ビール2瓶目に突入したゆーまおは、「己との戦いをしている。イメージを下ろす作業が頭の中で頻繁に行われている。」と話す。
「ステージでお酒を飲むことによって逆にドキドキしてる。自分の想定している(酔いの?)ラインより先があるぞ、って…」
というように、酔いと戦っている様子を説明してくれるゆーまお。
なんかね…といいながら頭の横で手を振り回すが上手い言葉が出てこないゆーまお。

「次の曲は俺の曲だからちゃんと出来なくていいよ〜」という優しさの塊まらしぃに対して
「いや、そういう訳には行かぬ。やらねばならぬのだ。」と謎キャラで芯を示すゆーまお。

最後は青く駆けろ
ピアノが綺麗!本当に、ピアノが綺麗だな〜!
ワイの穏やかな笑顔が止まらない!
暖かい気持ちになれる!

最後、3人でステージ前に立ち大団円みたいにお辞儀をしてくれる!拍手拍手拍手!!!
乾杯をしつつ花道を歩き退場。

会場も相まって、かなり上質な音楽体験だった。
私のよく行くヒトリエの、ライブハウスの雰囲気とは毛色が違くて、どちらももちろんいいんだけど、ブルーノート東京はやっぱり私にとってはとても新鮮で、会場から演奏から全てが繊細で丁寧な雰囲気で。とっても楽しかった!
3人の掛け合いも、心優しい人間なんだろうな〜と思えるようなほのぼのした雰囲気で、終始ニコニコが止まらなかった!
まじ感無量!完!!



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