冬の恋バナリレー企画'22「特命捜査官ONDISK」について

この記事には若干のネタバレ要素があります。視聴後にお読みになることをお勧めします。

特命捜査官ONDISK

TV放送開始から現在に至るまで幅広い支持を集める、「あぶない刑事」シリーズ(舘ひろし・柴田恭兵ほか)や、東映Vシネマ第1作目という記念碑的作品の「クライムハンター」シリーズ(世良公則、竹内力ほか)に大きく影響を受けた動画。動画内のセリフ回しなどは「あぶない刑事」から、銃の描写・効果音の配置などは「クライムハンター」から着想を得ている。

参加の経緯

公式アカウントから9月中旬の夕方に招待を受けました。
ちょうど自動車の免許合宿で地方まで飛んでいたので、最後の教習が終わって寮の部屋に戻ったときにDMが来ていることに気づきました。
私自身、公募型の合作には何度か参加したことはあったんですが、今まで企画に招待されたことは全くなかったので、気付いた時は少し喜びと驚きと戸惑いとが混ざりあったような感情でした。
恋愛系がネタの脚本は「新人巡査と化したSZ姉貴」用のが(プロット段階ですが)作ってあったので、これを流用すれば行けるかな?と思って、企画者に「巡査SZ」のスピンオフでもいいか一応伺いました。

ダメです

案の定却下されました。ただこれで招待を蹴るのも勿体ないなと思ったのと以前から「天国に行けない野獣先輩」という恋愛コメディアクションの単発BB劇場を作っている途中だったのでお受けしました。しかしながらここからが問題でした。

内容が思いつかない

要するに見通しが甘かったんですね。「天国に行けない野獣先輩」は2か月以上、3か月以下?の編集期間で、元ネタ「天国に行けないパパ」をどう落とし込むか、まるで思いつかず編集が進んでいませんでした。まずいなとと思いつつ日が経って、仮免許を取得して路上教習に向かうところまで来てしまっていました。編集期間が短くなるのも厄介なので、諦めて別作品を練ることにしました。その時丁度「フライングコップ」という、レスリー・ニールセン主演のコメディ・ドマラを観ていたんですが、しばらく考えて「これしかない」と決めました。

頓挫

RUDKを主軸に脚本を書いてから作り始めたはいいもののイマイチ面白くないんですね。何でかなと思案していたら一つの結論に行き着きました。
今までコメディ物なんて作ったことがなかったんです。

そこで私は「新人巡査と化したSZ姉貴」制作時から協力してもらっている某フォロワーさん(以下、A氏)のもとへ駆け込みました。
A氏は「無理に原作を用意せず、ところどころに恋愛要素を入れればいいんじゃないか」と提案してくれました。これが非常に大きな転換となりました。

「特命探偵ONDISK」

A氏には去年の今頃に、新シリーズの原案を考えてもらっていました。元FBI捜査官の私立探偵・ONDISKが主役のトレンディ・ドマラ風BB劇場「私立探偵ONDISK」です。(OP原案?は、昨年末の「存在しないBB劇場のOP合作」にも登場しますが、A氏からは「もう少し新しい感じで作ってくれ」と言われました)
「これを使うしかない」と思った私は、丁度その時観ていた「クライムハンター」シリーズ(世良公則主演の東映Vシネ作品)から着想を得て、かつての恋人を救うために立ち上がったONDISKという計画を立てました。恋人役にはSRMY姉貴を起用。これは、昨年の「恋バナリレー」に投稿されたクリス兄貴作「星をみたONDISK」によるものです。
ただ、何が原因で元恋人が助けを求めてくるのか、が思いつきませんでした。その時、作りかけで頓挫したRUDKのBB劇場が転がっていることを思い出しました。SRMYをテレビ局プロデューサにして、ドラマが原因で命を狙われるという設定にすれば、作りかけの動画を有効活用できる。
2本の動画が1本になった瞬間です。

設定に無理がある

先述のとおり、ONDISKは元捜査官の私立探偵という役柄です。しかし、脚本では元同僚のカツラギ(虐待おじさん)の助けを求めにオフィスへ出入りするという、いち私立探偵にしてはあまりに無理のある、まるで「科○研の女」で榊マリコが捜査し始めるような違和感を覚える構成となっていました。
「それなら、捜査官を辞める前ということにすればいいか」
これが気楽な投稿者の姿です。

淫夢キャラ特有の問題に遭遇

私は2年前からGTAVを使った動画をメインとして製作しています。3D世界の背景にBB素材や透過pngなどをメインで使用していますが、銃撃戦など、BB素材のみでは太刀打ちできないシーンが出てきます。そのような場合、もっぱらMMDを活用してしのぐのですが、クッキー☆とは違い、淫夢におけるMMDモデルは非常に限りがあります。
今回の動画もアクション要素が満載です。引きの映像では、GTAV内のキャラメイクを活用して誤魔化すことができますが、寄りのカットではそういうわけにもいきません。ここで行き詰ってしまいました。
Vroidを用いてONDISKや虐待おじさんなどのモデルを作ろうと試みましたが、どういうわけかぢゆしの全裸モデルが完成してしまい……。
1から作ることはあきらめて、既存のモデルや素材を組み合わせることで対応しました。

MMDとBB素材の融合

ONDISKに関しては銃撃BBがあるのでそれも併用しつつ、虐待おじさんはそもそも銃撃に使えそうな素材がないので、2人についてMMDと顔素材を組み合わせて製作を進めました。
ONDISKは、顔のみBB素材を、首から下は着せ替え用MMDモデルをお借りしました。
虐待おじさんは、手元のみをKMRモデルの腕で対応しました。

SRMYモデルについて

BB素材などではSRMY姉貴のモデルを見かけることがありますが、どうも配布されている様子はなく、どうしようかと悩んでいたときに、SNNN(カス子改造モデル)をSRMY風に見せるポーズデータを偶然見つけ、難を逃れました(?)

結末はどうなったのか?

ONDISKとSRMYは生きているのかどうか、という疑問を残したまま動画が終わっているため怒り心頭のホモが20人以上、30人以下?いるかもしれないので念のために。
私にもわかりません。
今後「新人巡査と化したSZ姉貴」が完結して「特命探偵ONDISK」が始まったら、答えがわかると思います。(始まるとは言ってない)
書くことが思いつかないうえに手と腰が痛いので終わろうと思います。

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