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オーラス全員集合のラス目からハギー大逆転の一撃【Мリーグ】

 オーラスに「全員集合」のラス目から大逆転の一撃です。

 TEAM雷電・萩原聖人プロが2024年2月12日(祝)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第161戦でトップを獲得しました。

 全員2万点台のラス目で迎えた南4局。萩原プロは勝負を懸けた渾身のカンチャン待ちのリーチで満貫ツモを決め、勝利しました。

 第161戦はBEAST Japanext・菅原千瑛プロ、TEAM雷電・萩原聖人プロ、渋谷ABEMAS・多井隆晴プロ、KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎プロの並び順。

 南4局で持ち点は南家・菅原29400、北家・多井28200、東家・内川21600、西家・萩原20800。

 トップ目とラス目が8600点差で全員2万点台の大接戦です。

 3着目で親の内川プロが5巡目に9索を重ね、イーシャンテンです。

 ラス目の萩原プロも5巡目にカンチャンの3索を引き入れ、イーシャンテンになりました。

 萩原プロは満貫をツモれば逆転トップ。ドラと赤ドラが1枚ずつあり、「567」の三色が狙えます。

 トップ目の菅原プロは4巡目に中を一鳴きして逃げきりを図っています。7巡目に7索をツモり、こちらもイーシャンテンです。

 萩原プロは7巡目に5筒を重ねて西を切り、目いっぱいに構えました。

 2着目の多井プロは1300点をあがればトップです。7巡目に白を重ね、全員イーシャンテンになりました。

 4人の手がぶつかり合う熱戦です。

 多井プロは10巡目に白を暗刻にしました。長考後、ドラの四萬を切り、あがりやすく、白のみでも点パネしやすい形に構えました。

 菅原プロがいち早く聴牌しました。11巡目に4筒をツモり、ペンチャンの七萬待ちです。

 七萬は山に1枚だけ残っていました。

 萩原プロは11巡目にそのラス牌の七萬をツモりました。菅原プロのあがり牌はもう山にはありません。

 萩原プロは7筒を切れば、七萬・5筒のシャンポン待ちで聴牌です。

 ただし、5筒は場に2枚切れていて、山に残っていないことは見えていました。

 萩原プロは5筒を切って、カンチャンの6筒待ちで勝負を懸けてリーチしました。

 萩原プロは6筒をツモれば、リーチ・タンヤオ・ツモ・ドラ1・赤ドラ1の2000、4000でトップに浮上します。

 山に6筒はなんと4枚残っていました。七萬・5筒のシャンポン待ちに取っていたらあがり牌はありませんでした。絶妙な選択です。

 必死に連荘を目指す内川プロも12巡目に九萬をツモって聴牌。二萬・五萬待ちで追っかけリーチです。

 山に二萬・五萬は3枚残っていました。

 菅原プロは12巡目から14巡目まで続けて7筒、4筒、3筒と危険牌を押しました。

 「ビースト」のチームカラーにふさわしく、苦渋の面持ちながらも強気な姿勢を崩しません。

 三つどもえのめくり合いを制したのは萩原プロです。

 15巡目に6筒を力強くツモ。リーチ・タンヤオ・ツモ・ドラ1・赤ドラ1の2000、4000(+1000) 。ラス目から大逆転の勝利です。

 第161戦の結果は萩原29800、菅原27400、多井26200、内川16600。

 カンチャン待ちで果敢にリーチに踏みこんだハギーの勝負勘が素晴らしかったです。



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