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まるこが初タイトル 悲願のてんパイクイーン獲得

 まるこが麻雀プロになって初タイトル獲得です。

 最高位戦日本プロ麻雀協会・丸山奏子プロが「女流雀士 プロアマNo.1決定戦 てんパイクイーン シーズン9」で優勝しました。

 丸山プロは今回で決勝進出が3回目です。

 丸山プロはオーラスに満貫の一撃を決め、劇的な逆転勝利。「3度目の正直」で悲願のてんパイクイーンの座に輝きました。

 決勝は予選から勝ち上がったEX風林火山・二階堂亜樹プロ、最高位戦日本プロ麻雀協会・丸山奏子プロ、女優・水崎綾女さんと、連覇を目指す日本プロ麻雀連盟・安藤りなプロが対戦しました。

 素点のみの2試合を通した持ち点で優勝が決まります。

 丸山プロは最後の一局となった2試合目のオーラスで、劇的な満貫の一撃を決め、逆転優勝しました。

 2試合目は丸山プロ、亜樹プロ、安藤プロ、水崎さんの並び順。

 南4局1本場を迎え、持ち点は西家・亜樹41100、南家・丸山36300、東家・水崎23500、北家・安藤19100です。

 2着目の丸山プロはトップ目の亜樹プロと4800点差。逆転優勝には1000、2000のツモあがりか、2600点の直撃、5200点の出あがりが必要です。

 丸山プロは8巡目に絶好のペンチャンの7索をツモ。3筒を切って1筒・4筒待ちでリーチしました。

 チャンタのつく高めの1筒であがれば、リーチ・チャンタ・白の8000点。無条件で優勝です。

 安めの4筒では、ツモるか、亜樹プロから直撃すれば優勝。他からの出あがりでは裏ドラが乗らなければ逆転できません。

 丸山プロは優勝を懸けて、リーチに踏みこみました。

 あがれば逃げきりの亜樹プロは8巡目、丸山プロが切った3筒をチー。カンチャンの5索待ちで追いつきました。

 3着目で親の水崎さんも10巡目に1筒をツモって聴牌。5索・東のシャンポン待ちで追っかけリーチです。

 手に汗握る三つどもえのめくり合いとなりました。

 勝負はあっという間に決着。水崎さんが11巡目に1筒をつかみ放銃。丸山プロはリーチ・チャンタ・白の8000点(+1000)で逆転優勝です。

 決勝の結果は丸山45300、亜樹41100、安藤19100、水崎14500。

 丸山プロのこの日、一番のあがりは1試合目の東4局の倍満ツモです。

 リーチ・ピンフ・三色・ツモ・ドラ1・赤ドラ2の4000、8000。ラス目から2着目に一気に浮上しました。

 丸山プロはプロになって初のテレビ対局がてんパイクイーンです。

 この大会では、3連覇を達成しているKADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳プロが厚い壁となり、丸山プロは苦杯を喫し続けてきました。

 今回、準決勝で岡田プロを破って決勝に進み、栄冠に輝きました。

 思い入れの強い大会で優勝し、喜びもひとしおだったことでしょう。

 昨季いっぱいで赤坂ドリブンズとの契約終了となったまるこ。初タイトル獲得を機に、もう一度、Мリーグのドラフト会議で指名されるような活躍を期待したいです。

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