見出し画像

南家スタートの瑞原プロは最強 今季9戦で全連対【Мリーグ】

 南家スタートのアッキーナは最強です。

 U-NEXT Pirates・瑞原明奈プロが2024年3月7日(木)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第189戦でトップを獲得しました。

 瑞原プロは今季、9戦目となる南家スタート。この試合を含め、トップ6回、2位3回で全て連対を成し遂げています。

 第189戦でもオーラスに三色の満貫ツモを決め、逆転勝利です。

 渋谷ABEMAS・白鳥翔プロ、U-NEXT Pirates・瑞原明奈プロ、セガサミーフェニックス・醍醐大プロ、BEAST Japanext・猿川真寿プロの並び順。

 瑞原プロは東2局2本場(供託1)に強烈な一撃を決めました。

 持ち点は北家・白鳥26500、西家・猿川25500、東家・瑞原24500、南家・醍醐22500です。

 3着目で親の瑞原プロは8巡目ドラの6索をツモり、3索・6索待ちで聴牌しました。

 瑞原プロはタンヤオ・ピンフ・ドラ1・赤ドラ1の親満確定の手。四萬を引き入れれば、「456」の三色確定で親の跳満になります。

 下家の醍醐プロは一萬をチーしていて、萬子の一色手を進めていました。

 萬子に注目が集まる中、瑞原プロは出あがりを狙い、黙聴に構えました。

 冷静な選択がずばり的中しました。

 猿川プロが8巡目に3索をツモ切って放銃。瑞原プロはタンヤオ・ピンフ・ドラ1・赤ドラ1の12000点(+1600)です。

 瑞原プロの持ち点は38100点となり、トップ目に浮上。ドラをツモって聴牌したチャンスを生かし、しっかりと親満を決めました。

 ところが、瑞原プロはその後、白鳥プロに逆転され、東4局には満貫を放銃。リードを広げられました。

 勝負どころとなったのは南1局です。

 持ち点は東家・白鳥44400、南家・瑞原24800、北家・猿川15800、西家・醍醐15000。

 トップ目の白鳥プロが9巡目に發をポン。いち早く9筒・5索のシャンポン待ちで聴牌しました。

 白鳥プロは10巡目に6索をツモり、4索・7索待ちに変えました。

 一方、ラス目の醍醐プロも11巡目に8筒をツモって聴牌。一萬・二萬・四萬待ちでリーチしました。

 2着目の瑞原プロも12巡目に四萬を引き入れ、追いつきました。3筒・中のシャンポン待ちでリーチです。

 瑞原プロはリーチ・ドラ2・赤ドラ2の手。ドラの3筒、中のどちらであがっても跳満です。

 三つどもえのめくり合いは瑞原プロに軍配が上がりました。

 醍醐プロが15巡目に3筒をつかみ放銃。瑞原プロはリーチ・ドラ3・赤ドラ2の12000点(+1000)です。

 瑞原プロの持ち点は37800点となり、白鳥プロとは6600点差。一気に迫りました。

 瑞原プロは白鳥プロに満貫を放銃した直後にもかかわらず、ドラと赤ドラに恵まれた手が入り、先に聴牌した2人を追い越して跳満をあがりました。

 まさに、南家スタートの「最強伝説」です。逆転を予感していました。

 さらに、瑞原プロが白鳥プロと2600点差に迫って迎えた南4局。

 持ち点は南家・白鳥40800、西家・瑞原38200、東家・猿川31100、北家・醍醐-10100です。

 瑞原プロの配牌。赤ドラが1枚あり、「789」の三色が狙えるチャンス手です。

 瑞原プロは2巡目に絶好の8筒を引き入れました。

 3巡目に六萬をツモり、早くもイーシャンテンです。

 瑞原プロは4巡目に九萬をツモり、ペンチャンの7索待ちであっという間に聴牌しました。

 2巡目から3連続で有効牌を引き、「789」の三色が確定。恐ろしいほど強運なツモの効き方です。

 瑞原プロは三色・赤ドラ1の5200点の手。あがれば逆転トップなので、黙聴に構えました。

 山に7索は3枚残っていました。

 瑞原プロは6巡目に7索をツモりました。三色・ツモ・赤ドラ1の2000、4000で逆転トップです。

 第189戦の結果は瑞原46200、白鳥38800、猿川27100、醍醐-12100。

 オーラスは「逆転しなさい」と麻雀の神様に応援されているかのような、恵まれた配牌とツモでした。

 南家スタートで最強伝説が健在のアッキーナ。誰がストップをかけるのか注目です。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?