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卓上の暴君が最後に意地の8000オール【Мリーグ】

 「卓上の暴君」が最後に意地の8000オールを決めました。

 2024年3月26日(火)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第211戦です。

 レギュラーシーズンで自身の最終戦となったTEAM雷電・瀬戸熊直樹プロが、東2局1本場に一発ツモで親の倍満をあがりました。

 セミファイナル進出へチームが厳しい状況に追いこまれた「ラストマッチ」で、魂のこもった一撃です。

 第211戦はKONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まりプロ、TEAM雷電・瀬戸熊直樹プロ、セガサミーフェニックス・東城りおプロ、BEAST Japanext・鈴木大介プロの並び順。

 TEAM雷電はこの試合を含め、レギュラーシーズンは残り2戦。チームポイントは-440.2で8位。セミファイナル進出のボーダーラインの6位・EX風林火山とは325.3ポイント差です。

 奇跡の大逆転へ、瀬戸熊プロはこの試合で超特大トップを目指しました。

 瀬戸熊プロが執念のあがりを見せたのは東2局1本場です。

 持ち点は北家・高宮40300、東家・瀬戸熊36300、西家・大介23600、南家・東城-200。

 高宮プロを猛追する瀬戸熊プロは15巡目に絶好のカンチャンの5筒を引き入れ、三萬・六萬待ちで聴牌しました。

 タンヤオ・ピンフ・ドラ1・赤ドラ2の手。黙聴でも親満確定です。

 瀬戸熊プロはノータイムでリーチ。「全試合が終わるまでセミファイナルを絶対にあきらめない」という決意が伝わってきました。

 瀬戸熊プロは16巡目に一発で三萬をツモ。リーチ・タンヤオ・ピンフ・一発・ツモ・ドラ1・赤ドラ2の8000オール(+300)です。

 瀬戸熊プロの持ち点は60600点となり、トップ目に浮上しました。

 けれども、その後は超特大トップを狙って放銃覚悟で攻め続けたため、高宮プロに逆転され、2位にとどまりました。

 それでも、魂のこもった闘牌に魅せられました。

  この日は第212戦で黒沢咲プロがラスに沈み、TEAM雷電はチームポイントが8位のまま-484.5でレギュラーシーズンを終えました。

 

 

 

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