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さや姉ωにはやっぱり12000点がよく似合う【Мリーグ】

 さや姉ωにはやっぱり12000点がよく似合います。

 セガサミーフェニックス・茅森早香プロが2024年1月5日(金)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第119戦でトップを獲得しました。

 茅森プロは昨季、毎試合のように跳満をよくあがることから「1日1ハネ」と称されました。

 ところが、今季は苦戦しています。第119戦を迎え、個人ポイントは-212.0で36人中34位に低迷していました。

 この日は得意の跳満、親満の12000点を連発して逆転勝利。年明けに復活の狼煙を上げました。 

 セガサミーフェニックス・茅森早香プロ、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥プロ、赤坂ドリブンズ・園田賢プロ、TEAM雷電・萩原聖人プロの並び順。

 東4局を迎え、持ち点は北家・園田46500、東家・萩原23100、南家・茅森16300、西家・松ヶ瀬14100です。

 3着目の茅森プロの配牌。トイツが3組あり、チートイツをにらみながら手を進めます。

 茅森プロは1巡目に2索をツモり、2巡目に一萬を重ねました。

 3巡目に2索も重ね、早くもチートイツのイーシャンテンになりました。

 茅森プロは打点を高くするため、ドラの7筒か赤ドラを引き入れたいところです。

 5巡目に待望の7筒をツモりました。

 6巡目に發をツモり、3索と入れ替えました。

 9巡目に初牌の8索をツモり、場に2枚切れの1索を外しました。この選択が的中します。

 茅森プロは続けて10巡目に8索をツモって聴牌。ドラの7筒単騎待ちでリーチしました。

 山には7筒が2枚残っていました。

 親の萩原プロがすぐ11巡目に追いつき、カンチャンの7筒待ちでリーチしました。

 ドラの7筒のめくり合いは茅森プロに軍配が上がりました。15巡目に7筒をツモ。リーチ・チートイツ・ツモ・ドラ2の3000、6000(+1000)です。

 南1局を迎え、持ち点は西家・園田43500、東家・茅森29300、北家・萩原16100、南家・松ヶ瀬11100。

 「1ハネ」を決めて2着目に浮上し、勢いに乗る親の茅森プロの配牌。

 2メンツあり、ピンフ・イーペーコーで、すぐリーチできそうなチャンス手が入りました。

 茅森プロは3巡目に9索をツモってイーペーコーが完成。あっという間にイーシャンテンです。

 トップ目の園田プロが6巡目に八萬をチー。得意の鳴き仕掛けでイーシャンテンになりました。

 園田プロのタンヤオ・赤ドラ2の手。「345」の三色がつけば満貫です。この手をあがればトップに大きく近づきます。

 園田プロは7巡目に2筒を重ね、トイツの二萬を1枚外しました。

 一方、茅森プロは9巡目に場に出ていない3筒をツモり、2枚切れのドラの一萬と入れ替えました。

 これもずばりでした。この日の茅森プロは重なりを狙った牌の選択がはまっています。

 続けて10巡目に3筒を重ね聴牌。三萬・六萬待ちでリーチしました。

 イーシャンテンの園田プロが10巡目に一発で三萬をつかみ、二萬を切りました。

 園田プロは13巡目に3索をツモって3筒・6筒待ちで聴牌。三萬を勝負して放銃しました。

 茅森プロは裏ドラが2枚乗り、リーチ・ピンフ・イーペーコー・裏ドラ2の12000点です。

 南1局1本場を迎え、持ち点は東家・茅森41300、西家・園田31500、北家・萩原16100、南家・松ヶ瀬11100。

 「デバサイ」の直撃で茅森プロは一気にトップ目に浮上。逃げきって勝利しました。

 第119戦の結果は茅森43500、園田28100、萩原20100、松ヶ瀬8300。

 茅森プロが「打点女王」の本領を発揮した一戦でした。

 

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