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品川プロあがり直行の鋭い読みで3連勝 【最高位戦A2】

 品川直プロが2023年8月18日(金)の第48期最高位戦A2リーグ第9節A卓で4戦中3戦トップを獲得しました。

 持ち前の鋭い山読み、手牌読みが冴えわたり、1回戦から3連勝。特に、3回戦の南2局2本場でリャンカンに受け、2600オールを決めたあがり直行の選択は秀逸でした。

 第9節A卓は立花裕プロ、三ヶ島幸助プロ、品川直プロ、関翔太郎プロが対戦しました。

 3回戦は関プロ、品川プロ、立花プロ、三ヶ島プロの並び順。

 南2局2本場を迎え、持ち点は西家・三ヶ島37000、南家・立花31000、東家・品川30600、北家・関21400です。

 1・2回戦を連勝した品川プロ。3回戦はラス目に沈んでいましたが、南場の親で巻き返し、3着目に浮上しています。

 品川プロが6巡目に九萬をツモった手牌。何を切るか難しいところです。

 最高位戦A2リーグは赤ドラがありません。チートイツの可能性を残し、トイツの4索には手をかけず、6索か2索、四萬を切る打ち手が多いと思います。6索切りを選ぶ人が一番かもしれません。

 解説の村上淳プロも6索と四萬を候補にあげていました。

 ところが、品川プロはチートイツを見切り、4索を切って「246」の索子のリャンカン受けにしました。

 場には1索、6索、7索がすでに1枚ずつ出ていたほか、9索も3枚切れていました。索子が安くなりそうな場になっています。3索と5索の受け入れを残したほうが良いと判断したようです。

 この選択がずばり的中しました。

 品川プロは7巡目に2筒を暗刻にしました。四萬を切ってイーシャンテンです。

  10巡目に5索をずばっと引き入れ聴牌。二萬・南のシャンポン待ちでリーチしました。

 6巡目に6索を切っていたら聴牌していません。品川プロは自身の読みを信じ、名前にふさわしく、あがりへ「直」に向かっています。

 二萬・南は山に2枚残っていました。

 品川プロは14巡目に二萬をツモ。リーチ・ツモ・ドラ1の2600オール(+600)です。

 品川プロの持ち点は39000点となり、トップ目に立ちました。その後も加点して3連勝を果たしました。

 品川プロは4回戦では3位にとどまりましたが、この日だけ120.9ポイント増の荒稼ぎ。

 総合ポイントは192.2で7位から3位になり、A1リーグ昇級圏内に浮上しました。

 攻守のバランスが良く、読みの鋭い品川プロ。A1リーグに復帰する日が楽しみです。

 

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