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腰痛について④【腰痛に悪い6つの習慣】

こんにちは!ネット治療院です!!
前回は主に「ぎっくり腰」についてお話ししました。
ぎっくり腰は正式には「急性腰痛」と言って、何らかの原因によって急に痛めてしまったものを言います。
ぎっくり腰の原因とか、ぎっくり腰はこんな人がなりやすいよというお話をしました。

今回は皆さんの日常生活の中で腰に良くない行動やシチュエーションをご紹介していきます。
もしその中に自分がやってしまっていることがあったら、今すぐやめて腰痛のリスクを減らしましょう!

1.だらけて座る

これは皆さんよくやりがちな人が多いのですが、かなり腰へ負担をかけます。
ソファーや椅子に浅く座り、背中を丸くして背もたれにもたれかかってだら~んと座る座り方です。
この座り方は「仙骨座り」と言いますが、その名の通り骨盤にある仙骨で身体を支える座り方です。
腹筋や背筋の力を一切使わずに座るこの座り方が「楽」と感じる方は、腹筋や背筋が弱っている証拠です。
体を支える体幹の筋力が無い人が楽と感じる座り方なのです。
確かにリラックスできて楽な座り方なのですが、骨格には非常に悪影響を与えます。
骨盤のゆがみや姿勢のゆがみ、猫背に繋がるので、ソファーや座椅子などでこの座り方をしている人は今すぐやめましょう!!

2.パソコンやスマホの長時間使用

これもしている人は多くいると思います。
パソコンに関しては、お仕事の人もいるから仕方ないと思うのですがそれ以外の通勤時間でもスマホやタブレットでネットニュースやアプリ、ゲームやSNSと様々なものを長時間見ていると思います。
問題はその時間なのです。
通勤の往復に加え、仕事はデスクワークで1日パソコンとにらめっこ。
家に帰ってもスマホやタブレットでゲームやYoutubeを見てばかり。
現代人はスマホ依存率が非常に高いです。
先日私も久しぶりに電車に乗った際にまわりを見渡してみるとみんなスマホをいじっていました。
いじっていない人の方が逆に少なく、3人に2人はスマホをいじっていました。
また、最近は「スマホ首」というのをよく耳にします。
「スマホ首」「ストレートネック」とはまた違います。
いずれそこについても他の記事で触れていこうと思います。
「スマホ首」は肩こりだけではなく、腰痛の原因にもなります
仕事でデスクワークの人は通勤や家でのスマホの使用時間を減らしたり、デスクワークの最中に少し伸びをしたり、休憩して椅子から立つ癖をつけましょう。

3.同じ姿勢を続ける

2.の内容と少し重なりますが、連続して長時間同じ姿勢というのはよくありません。
立ちっぱなし、座りっぱなし、かがみっぱなしなどなど、、、
これもお仕事上の理由で仕方ない方もいるかと思いますが、自分で常に意識して少し気をつけるだけでぜんぜん変わってきます。
ずっと同じ姿勢でいると、筋肉に負荷がかかって筋肉が緊張します。
そうなることで筋肉の血流が悪くなり、腰痛が悪化します。
気をつけるポイントとしては、仕事の合間でも少し時間を見つけて、同じ姿勢の継続を解除してあげることが大事です。
少し伸びをしたり、前屈をしたり、上半身を横に倒して上半身の横の筋肉を伸ばしたり、腰を捻ってみたり、太ももの裏やふくらはぎをストレッチしたり、、、と、数十秒でも簡単にできることはたくさんあります。
ひとつひとつはどうってことないように思いますが、1時間立ちっぱなしを続けるのと、30分で一回体操やストレッチを入れるのとではぜんぜん腰への負担が違います。
是非試してみてくださいね!

4.物を持ち上げるときは膝を曲げる

これはぎっくり腰を予防する上で大事なことです。
例えば床にある重い物を持ち上げる際に、上半身だけを前に倒して上半身と手の力だけで持ち上げようとすると、腰にピキッときやすいです。
ぎっくり腰になる典型的なパターンのひとつです。
こういうシチュエーションの場合は、上半身だけでなく膝を曲げて、足の力を使って持ち上げることで、腰への負担を格段に減らせます。
重いダンボールを持ち上げるときや、お子さんを抱き上げる際には、必ず膝を曲げて全身で持ち上げるようにしてみてください!

5.起き上がるときは横向きから

朝起きたときの起き上がりについてです。
まず人間は寝ている間に省エネモードになります。
また寝返り以外ではあまり動きません。
その為、全身の血流が起きているときに比べ、緩やかになっています。
また、動きが少ないことで筋肉も準備ができていません。
これらの理由により、うつ伏せや仰向けから急に起き上がることで腰に非常に負担がかかります
朝起きる際にはまず横向きに体をしてから、足を軽く曲げた状態で、横向きの下になっている方の手で体を支えながらゆっくりと起き上がりましょう
ゆっくりとというのも非常に大事なポイントです。
「これから起き上がりますよー!」というのを体に教えてあげて、体がその準備ができることで、腰を痛めるリスクを極端に減らせるのです。
ゆっくり起き上がれるように朝寝坊はなるべくしないようにしましょう(笑)
ちなみに余談ですが、「よっこいしょ!」とか、「よっ!」とか、声を上げて立ち上がったり起き上がる人がいますよね?
なんだか年寄りくさいな〜と思われるかもしれませんが、あれは実はけっこう理にかなっていて、体に「今から動くよ!」という合図にもなるのです!
その為、若い人でも腰痛を抱えている人なんかはやってみると案外よかったりしますよ!
小さな声でやってみてください(笑)
声かけや言葉には自分が思ってる以上の意味があります。
テニスでは打つショットの種類によって出す声を変えるといいという話を聞いたことがあります。
少し前ですが、シャラポワ選手の「ポウッ!!」というのが流行ったと思いますが、あれにもちゃんと理にかなった理由があったんですね!

6.腰痛に冷えは大敵

最後になりますが、「冷え」についてお話しさせていただきます。
ここまでのお話の中で度々出てきたと思いますが、血流が悪いというのは腰痛にとって非常によくありません
その為、腰を冷やすと血流が悪くなり、より腰痛が悪くなります
例外としては、「急性腰痛」いわゆる「ぎっくり腰」のときは冷やしてください。
一般的にどんなケガでも急性期いわゆる痛めたばかりの時期は、基本的に患部を冷やします
いわゆる「アイシング」ですね。
(実は最近このアイシングにも諸説あって、血液中にはケガをすると痛みを出す発痛物質というものが患部に集中するのですが、アイシングで冷やすことで血流をあえて悪くして、この発痛物質が集まるのを防いでいるのです。その為、痛みが引きやすくなるのですが、これをすると痛みは早く引くが、その分治りが遅なるのではないか?ということが言われ始めています。ようするに発痛物質が集まるというのは、体がケガの部分を治そうとして起こる反応なのです。つまり、そこには痛めた組織を治す物質も血液に乗って一緒に運ばれてくるのです。ということは、組織を治してくれる物質の運ばれてくる量も減ってしまうのではないか?それによってケガの治りが遅くなるのではないか?ということが言われているのです。その為、現在では痛みに耐えられるならアイシングをしない。もしくは、逆に患部を温めて血流を良くして、患部を治す物質をどんどん送り込んでしまおうという考えの人もいます。ですが、始めに申し上げた通り、これには諸説あります。アイシングに代わって、冷やさないとか、温めた方がいいという理論が世間の一般論になるまではまだ十分な研究が必要でしょう。また、治り具合は別として、アイシングをすることで、痛みが引きやすいのは事実です。みなさんが行う応急処置としては、痛めたらまず冷やす!でよろしいかと思います。)

だいぶ話が逸れました(笑)
話を戻すと、ぎっくり腰になってから、最低48時間は、安静とアイシングの対応を行ってください
また、それ以外の慢性の腰痛の場合はお風呂などでよく温めるようにしてください
現在人は時間がなくシャワーで済ませがちですが、別に30分とか長く浸かる必要はありません。
10〜15分程度で構いませんので、なるべく湯船に浸かる習慣をつけてください

7.まとめ

皆さん読んでみていかがでしたか?
あなたはいくつ当てはまったでしょう?
今すぐ改善できるポイントばかりなので、皆さんも是非コレを読んだ今から、生活習慣を変えて、腰に優しい生活を送ってくださいね!
今回も長文をお読みいただきありがとうございましたm(._.)m

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