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ユニコ公演紹介vol.4|みちばたカナブン『旗をあげる』|コロナ禍の大学生が作った舞台を観る。

こんにちは!スタッフの望月です。

ユニコ公演紹介、2日続けての投稿となります…!

今回ご紹介するのは、

みちばたカナブン
『旗をあげる』 
です。


■「みちばたカナブン」について

劇団員を持たない団体、劇団「みちばたカナブン」。

今年立ち上がった劇団で、今回の公演が旗揚げ公演となります。

主宰の渡邉結衣さんは、日本大学芸術学部演劇学科2年の現役大学生。
みちばたカナブンの他に、演劇ユニット「にもじ」の主宰もされています。

「みちばたカナブン」という劇団名は、
"夏の終わり、みちばたに落ちているカナブンを見ていちいち悲しくなるような、繊細で優しい団体"という意味が込められているそう。
「現実をうまく受け止められない人々のことを、じんわりと見つめていくような演劇をつくる」をテーマに掲げ、作品制作を行っています。

大学に入学して2年間をコロナ禍で過ごし、色んなことを見つめ、考えてきた彼女から生み出される作品だからこそ、誰かにそっと寄り添い、抱きしめてくれるようなものなるのだと思います。
この劇団が、心の居場所になるという人もいるはずです。

今後の「みちばたカナブン」の活動が、とっても楽しみです!

■第一回公演「旗をあげる」について

みちばたカナブンの
旗揚げ公演「旗をあげる」。


あらすじがこちらです。

「自分」から逃げ出すために、
ある人は他人を征服することにした。
「いい人」でいたいので、その人の家に住んでみた。
またある人は、旅に出ることにした。
だけど出発しようとしたとき、
「自分と同じ人」に出会ってしまった。
自分から逃げようとしていたはずなのに、
その人についていってみた。

公演チラシより

理不尽さ、もどかしさ、やるせなさ、そしてそこから吐き出されるたくさんのネガティブな言葉たちから「逃げ出す」お話です。
逃げ出した先にある開放感、不安や現実がリアルに描かれています。

”どう動いても完璧に上手くはいかないし、
どん底に落ちるわけでもない、けれどどこか苦しい”

そういう感情がどこか共感できて、でもきっと、最後には優しくなれるような、そんなお話です。

豪華ゲストによるアフタートークも開催されるようです。

開催期間:
2 月23 日(水)~27 日(日)

23 日(水) 18:00
24 日(木) 19:00☆
25 日(金) 19:00☆
26 日(土) 14:00☆/18:00
27 日(日) 14:00☆/18:00
【☆→アフタートークあり】

《アフタートークゲスト》
24 日(木) 19:00 綾門優季(青年団リンク キュイ主宰)
25 日(金) 19:00 中野成樹(中野成樹+フランケンズ主宰)
26 日(土) 14:00 佐藤述人(小説家)
27 日(日) 14:00 宮崎玲奈(ムニ/宮崎企画主宰)

会場・料金はこちらです。
高校生以下は無料で観劇することが出来ます!
(一般料金が1000円というのも、観劇しやすい…!)

会場:
レンタルスペース+カフェ 兎亭
(西武池袋線江古田駅から徒歩7 分)

料金:
一般1000 円、高校生以下無料

たぶん、この作品は、
わたしたちのとても近くにいてくれる作品になると思います。

気になった方はぜひ、足を運んでみて下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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