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【ユニコ(U25)】「2021年度東京若手演劇祭」に行ってきました。

みなさん、こんにちは。
9月に入って急に涼しくなり、慌てて引っ張り出してきた長そでTシャツに少しそわそわしている、スタッフの望月です。
寒暖差が激しい日々ですので、みなさまお身体を大切になさってくださいね。

先日、「東京若手演劇祭」に行ってきました。


東京・関東の学生演劇の交流、刺激の場として2015年から開催されているこの演劇祭。2021年は学生団体だけでなく、25才以下(U-25)中心の団体も加入し、全10団体の参加となりました。

今回の演劇祭で旗揚げとなった団体も多くあり、若手劇団創出の場にもなっているようです。

今年のテーマは「若い、熱い、夏」。

わたしは千秋楽にお邪魔させていただき、
A2企画『限界忍者』と
潮汐ロック『Re:Prologue』を観劇しました。

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簡単ではありますが、観劇レポートを書かせていただきます。


●A2企画『限界忍者』

男性3人で結成された演劇ユニットの旗揚げ公演。〈限界忍者〉〈限界小学生〉〈限界赤ちゃん〉の3部構成になったオムニバスコメディ作品です。
本当に、最初から最後までたっぷり笑わせていただきました。
全ての部が少しずつシンクロしており、そのひとつひとつの繋がりに、作品へのこだわりと愛が感じられ、面白くもありながらもとっても愛おしい…。
役者さんのパワフルでエネルギーに満ちたお芝居に、ものすごく元気をもらいました。
新たな伝説の始まりを目の当たりにした、満足感のある最高の作品でした。

●潮汐ロック『Re:Prologue』

ひとりの少女と彼女が生み出したAIロボットが、世界の終りへの引き金となる、悲しくも愛を感じる作品です。
映し出される映像、流れる音楽、人物一人一人のお芝居が会場に美しく広がり、切なさと温かさが溢れてきました。SF調の作品にも関わらず、ゆっくり静かに、しかし着実に進んでいくストーリーがとてもリアルで、「私はこの出来事から目を逸らしてはいけない」と直感しました。
きっとこの作品を観て救われる人がいて、私もその中のひとりなのだと、帰り道、そんな思いに浸っていました。



ただただ、純粋に芝居を心から楽しむ人たちによって生み出された空間、

「楽しい」「面白い」「切ない」「あったかい」あらゆる感情が会場に溢れている空間、

そこには演劇祭ならではの一体感が感じられました。


ホームページにて、演劇祭への募金フォームが設けられています。演劇祭を継続のため、また演劇業界の若手育成のために活用されているようです。

詳しい情報などはこちら↓


ホームページには、他にも今回出演した演劇団体の詳細などが掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください^^

若手演劇人によるフレッシュで熱い作品たちに、元気をもらった一日となりました。

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