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3.5 大熊町の避難指示が一部解除

4日の双葉町の避難指示一部解除に続いて、5日、大熊町の避難指示が一部解除されました。昨年4月の大川原地区に次いで2回目です。今回は、JR常磐線の大野駅など帰還困難区域の一部で解除されています。
大熊町は、昨年大川原地区が解除され、役場も建設されたことから、少し人の生活が感じられます。

・大野駅周辺の約860ヘクタールが避難指示が解除された。
大野駅周辺を再び人が住めるようにする特定復興再生拠点区域(復興拠点)に指定。同区域での2022年春の避難指示解除を目指している。
駅につながる道路は自由に往来できるが、道路に面した住宅や商店などの避難指示は維持されるため、新たに帰還対象となる住民はいない
・今回の解除で、住民の帰還が始まっている大川原地区とつながった(これまで避難指示区域と解除された区域が混在していて、迷路のようでした)

営農再開の兆しも!

・大熊町は帰還困難区域の特定復興再生拠点区域にある下野上地区で今春、コメの試験栽培を始める。
・2022年にも実証栽培に切り替える方針。実証栽培で収穫したコメは、全量全袋検査で放射性セシウム濃度が国の基準値(一キロ当たり100ベクレル)以下なら出荷・販売できる
・今年から大川原地区で酒米作りが始まる予定。

昨年避難指示が解除された大川原地区では、飲食店「大川原ダイニング」が開店!残念ながら、大川原地区の帰還は進んでおらず、居住者の多くは高齢者や作業員などです。

<ダイニング大川原>
・3月2日飲食店「ダイニング大川原」が開店
・解除後、町内で夜間に営業する飲食店は初の開店
・和食を中心とした料理とお酒が楽しめる。
・大川原地区は住民などの帰還が進んでいない。
・地区内に昼間に営業する飲食店は1店舗あるが、夜間営業の飲食店はなく、町民の憩いの場や町内で働く人と地元住民の交流の場となることを目指す

2020年2月に大熊町に行った記事はこちら
https://note.com/new_fukushima/n/n1d84a9bd0200

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