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“わかりやすい文章”の共通点とは?

こんにちは!ライティングコーチの橋本夏子です。
前回は企画作りについて、お話ししましたね。

ライターさんから原稿をもらって読む時に、すっと読める文章と、あとで読もうと思い、置いといてしまう文章というものがあります。

ふと、その差はなんだろう?と考えたのですが、それは、“文章のわかりやすさ”だということに気付きました。

今回は、わかりやすい文章の共通点についてお話ししたいと思います。

私が思う、わかりやすい文章の共通点は「3段論法」になっているかどうかです。

3段論法とは何か?

3段論法とは、「主旨」、「理由」、「効果」という文章の構成要素に、それぞれの目的を持たせるという論法です。

【3段論法:構成要素の役割】
主旨 内容を明確にする
理由 相手が納得できるだけの内容を伝える
効果 相手にとってのメリットを具体的に伝える。

このように、文章の構成にそれぞれの役割、目的を持たせるようにしていきます。つまり、文章に意思を持たせるようなイメージですね。

前回のタイトル作りのコツでもお話ししましたが、読み手はたくさんの情報のなかから、私たちの書いた文章を選び、読んでくれることになります。

読んでもらうためには、最初に目に入る「タイトル」で相手へのメリットを示し、これはあなたにとって役に立つからオススメですよとPRすること大切です。つまり、タイトルは宣伝の役割を担うわけですね。

その宣伝を見て入ってきた読者が、目指しているのは、「自分へのメリット」ですよね?
▶︎この記事は自分に役に立ちそう!ということです。

なので、いかにわかりやすくメリットを伝えられるかということがキモとなるわけです。どこにメリットが書いてあるか、わからない文章だと、読み手が離脱してしまう可能性さえ出てきてしまいます。

そのために、わかりやすくメリットを伝えるコツが、この3段論法なのです。

❶主旨
❷理由
❸効果

この順番で展開すると、文章の流れがスムーズになり、とても読みやすい文章となります。

<具体例紹介>
では、ここで3段論法を使って、「本の紹介」の文章を書くとします。

「主旨『伝え方が9割と』という本を紹介する。
「理由」・伝え方の法則が具体的に掲載されていてわかりやすいから。
・自分が主催するお茶会に集客するときこの「伝え方則」を実践してみたところ、格段にOKをもらえる確率が高くなったから。
「効果」・今までとは伝わる力が全く異なる。
    ・伝える力がすぐ実践できその力が向上する。

と、このような流れになるわけです。「絶対いいから読んで!」というよりも、この3段論法を使うことで、相手にも納得感が出るので、実際に読んでくれる可能性は高くなりますね。私もですが、本当に、人はいくら勧められても、自分が納得しないかぎり動かないものです。

【本日のライティング道場:おさらい】

・文章の構成要素に、それぞれ役割を持たせて明解に。
・文章は短い文章ほどいい。コンパクトにすることで、伝える力が増していきます。
・短文なら、さくっと読めるので、読み手にストレスもなく読まれる文章となる。

もし、自分の文章はメリハリがなくて、なんかわかりにくいなーと感じているなら、ぜひ、この3段論法を意識して、ライティングしてみてくださいね。

きっと読みやすくなりますし、伝わりやすさもアップするはずです!



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