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『企画書』とはワクワク感と段取りのマニュアル!

こんにちは!ライティングコーチの橋本夏子です。

前回はタイトルの作り方をお話ししました。

そして、今回は企画の立て方をテーマにしたいと思います。
最近、よく相談されることが、「企画ってどう作るんですか?」ということ。「私に企画書なんて作れないし、そもそも企画ってナニ?」など。

確かに、企画というと、マスコミ、広告代理店などのプロの仕事っぽく聞こえて、ちょっと特別なものと感じる方もいるかもしれませんね。

私もかつて、広告代理店にいたときに、クライアントさんから、「何かおもしろい企画があったらもってきてね!」と、ミーティングの終わりに常に言われていました。

今回はこの企画について、考えてみます。

では、今一度、「企画ってなんだ??」と、改めて、とらえなおすと、

【企画=ワクワクするような仕掛け】

私にとって、企画とは【やりたいこと】、【ワクワクする仕掛け】ということだと定義しました。

ワクワクする仕掛けなら、何も特別なことや仕事だけじゃないですよね。

例えば、家族と旅行に行くのも、誕生日会をするのも、全部企画。
・いつ、誰と、何をするか。
・その時、どんなワクワクをするか?

この要素が揃えば企画なのです。

そして、「企画書とはそのワクワクイベントの楽しさと段取りを説明するもの」のこと。そう考えたら、気軽に取り組めるし、楽しくなってきますよね??

編集の仕事で一番好きなのが企画つくり!


私は、女性誌の編集者で15年、WEBメディアで3年と、編集者歴が長いのですが、編集の仕事で一番好きなのが、企画を立てることです。

なぜなら、企画とは誰かとする、楽しいことを、考えることだから。
そのワクワクを媒体の目的に合わせてアレンジすれば、立派なメディアとしての企画になるのです。

いつ、どんな人たちと、どう楽しむのかをイメージしていくのは最高に楽しいですし、その企画に参加してくれた人がこんな表情している、嬉しいコメントもくれているなど、すごく具体的にそのワクワクなイメージが頭の中で展開していくのがたまらない。

なので、もし、みなさんもいい企画を立てないとと、勢いこまずに、まずは、“どうなったらみんなも、そして自分も楽しいかな?”とイメージしていくところから、はじめるのがおすすめです。

ポイントは、相手を楽しませるだけでなく、自分も楽しむという点です。

あの天才クリエイター秋元康さんも著書『企画能』(PHP文庫)のなかで、こう話しています。

発想や企画というと、白紙の状態からウンウン唸るような感じがするが、じつはそうではなくて、自分が面白いと思ったことを思い出す、あるいは記憶に引っ掛かっていたことを拾い上げるという行為なのですある。

確かに!数々の大ヒット作品を世に送り出している秋元さんがそういうのなら、間違いありません。

”オリジナリティ”のある企画のつくり方

先ほど、楽しいことをイメージすると言いましたが、私も企画をたてるとき、まさに、“楽しい”を思い出す作業をしています。

例えば、昔雑誌で見た素敵な海近くのレストラン、映画で見た楽しそうなでおしゃれな女性たちの笑顔、ドラマで見た小洒落たパーティーなど。

そんな“楽しい”のエッセンスを組み合わせて、具体的な参加者をプラスするだけで、オリジナルの企画が誕生というわけです。

そうです!簡単です!

楽しいことを思い出して、組み合わせるだけです!!

そのワクワクのアウトプットの仕方を、ブログやSNSなどの記事だったり、動画だったり。それはその時の目的に合わせて、選べばいいだけです。


ぜひ、あなたも、今まであなたが楽しいと思ったものを組み合わせて、あなたらしい企画作り、ワクワクを創造してみてくださいね。

先ほど紹介した秋元康さんの本はこちら!
『企画能』っていう言葉もすごいし、この書体も味がありますよね。
すごくわかりやすいので、オススメです!

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