ふと思い立って聖書を読み始めた
案外読みやすい
聖典というより小説
小説の中でもファンタジーといった印象
アダムとイブが出てきたときはなんだか感動した
昔から知ってる人にやっと会えた感じ
失楽園の後やたら登場人物が多い
名前だけ出てエピソードなし
それなら出すなよと思ってしまう
「産めよ、増えよ、地に満ちよ」という神の言葉通りになってることを強調したかったのか
神の平等の愛を示したかったのか
正解は分からないがとにかくやめてほしい
まだ創世記だけだけど突っ込みどころは多い
解釈が分かれるのも頷ける
言語の問題もあるかもしれない
原著はヘブライ語だからニュアンス完全一致とはいかないと思う
一番最初の人類であるアダムとイブ
この2人に関することだけで気になる点が山ほどある
神は6日目に男と女を同時に創造したのに
実体としては男であるアダムを先に作った
女はアダムの肋骨からできた
そして女を女と名付けたのは神ではなくアダムだった
率直に言って男性優位な感じが気に食わない
実際には男も女から産まれるしね
聖書を書いた男がミスリードしてるのではと疑ってしまう
この時点で改宗はなさそうだな
蛇に唆されて智慧の実を食べる2人
神に咎められたとき男は女のせいにし、女は蛇のせいにした
アダムの言い訳に腹が立ったのは言うまでもない
気になるのはなぜ食べたのかというところ
智慧がないから疑うことを知らなかったのか
食べる食べないに関して自由意思があったのも違和感がある
間違えるよう布石が置かれているような気がする
2人は善悪を知り、裸であることを恥じた
神の言いつけを破ったのは悪い
でも善悪を知ることはそんなに悪いことなのか
というか善悪とはなんだろう
その前に実を食べるという間違いを犯した
そちらの方が問題ではとも思う
神が作った人も蛇もエラーを起こすとはどういうことだ