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なぜか「ジェルネイルが浮いてしまう人」に共通する3つの特徴

毎月楽しみなネイルサロン。
「せっかく綺麗にしてもらったのに、次の付け替えまでになぜかジェルが浮いてしまう」「自分なりに気をつけて指先を使っているけれど、具体的に何をどう気をつけたら良いのかわからない」という方、いらっしゃいませんか?
というのも、上記のお悩みは私のサロンにご来店される新規のお客様の多くが、初回カウンセリング時に打ち明けてくれるお悩みです。

今回は、過去7200人以上の施術をしてきた経験から「なぜかジェルネイルが浮いてしまう人に共通する3つの特徴」について、具体例を交えながら説明します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

⒈ 指先や爪先の使いすぎ

まず考えられるのは、指先や爪先の使いすぎです。

・ジップロックの様な、チャック式の袋を開けるとき
・宅急便の伝票シールを爪先でカリカリ剥がすとき
・シャンプーのときに爪先を使ったり、素手で食器洗いをするとき
・乾燥などで体がかゆくて、ボリボリと掻いてしまうときなど

共通しているのはいずれも「指先や爪先に負荷のかかる動作」という事です。爪先が摩耗するような作業や、外から強く衝撃を受ける動作で、ジェルネイルは浮きやすくなります。
ほんの些細なことですが、これが毎日繰り返されることにより、ダメージが蓄積されます。

どんなにジェルで爪の先端をコーティングをしていても、次のネイルの付け替えまでに爪先から剥がれてしまうんですね。

前述した作業をするときは、以下のような対策を取ることがおすすめです。

・ジップロックの様な、チャック式の袋を開けるとき
→爪先ではなく、指の腹や指の側面を使うように意識する。
・宅急便の伝票シールを爪先でカリカリ剥がすとき
→カッターやハサミを使用する。
・シャンプーのときに爪先を使ったり、素手で食器洗いをするとき
→指先を寝かせて、指の腹を使うよう意識したり、シャンプーブラシを使用する。洗い物はゴム手袋を使用する。
・乾燥などで体がかゆくて、ボリボリと掻いてしまうとき
→まずはかゆくならないように保湿を心がける。かゆいときは、タオルで冷やす等の対策をとる。爪のことだけでなく肌への刺激を考えると、出来るだけ掻く行為は避けた方が良いですね。

⒉ 指先や爪の水分量が多すぎるor乾燥しすぎている

2つ目の特徴は、指先の水分量が多すぎたり乾燥しすぎていることです。

例えば、日頃長時間ビニール手袋をしたり、指サックをはめたりしていませんか?
ビニールやゴム素材の製品は便利な反面、水分が蒸発しない為ムレやすくなります。ムレた指先は湿度が高まり、爪をふやかします。(爪がふにゃっと柔らかくなる感じ)
ふやけた爪×硬いジェルは強度が釣り合わず、爪とジェルの間に隙間ができ、ジェルネイルの浮きにつながります。

他にも、サウナやホットヨガなど湿度の高い環境にいる時間が長い人もジェルネイルが浮きやすい傾向にあります。
以前サロンのお客様で、週5でサウナやホットヨガに通われている方がいらっしゃいました。タイミングによってはホットヨガに行ってからネイルサロンにご来店くださる時もありましたが、やはり爪の水分量が高すぎるが故、ジェルが浮きやすかったのです。

反対に乾燥しすぎている場合は、爪が硬すぎるが故、柔軟性に欠けていたり、乾燥により爪が縮んだりしている事が考えられます。

爪は、乾燥すると硬くなり、縮みます。(お餅も乾くと小さく縮み、カチカチになりますよね?そんなイメージです。)
乾燥により硬くなって縮んだ爪は、形成されたジェルネイルと徐々にずれていき、隙間ができ、浮きにつながります。

ちなみに、ジェルネイルは若干の柔軟性を持ち合わせています。この「少しの柔軟性」が(※)自爪の動きにフィットし、ジェルの定着を持続させています。(※ここでは外からの圧や衝撃による歪みのこと)

また、乾燥対策としてネイルオイルを頻繁に塗りすぎている人も、ジェルネイルが浮きやすい傾向にあります。
爪と皮膚の間が常に湿っている、濡れている状態の人は、保湿のし過ぎかもしれません。

以前サロンのお客様で、ネイルオイルをこまめに塗ってくださっているのにジェルネイルのもちが悪い方がいらっしゃいました。
あるとき、「仕事が忙しくなりオイルをこまめに塗れなかったのに、今回は持ちが良いの」と驚きの一言!
「もしかしたら今まではオイルの塗り過ぎだったのかも」と、二人で気付いた訳です。
人により肌の水分量や柔軟性、オイルの馴染み具合は異なります。
どのくらいの保湿量だと自分にとってちょうど良いのか、色々と試しながらベストを探していくのが良さそうです。

前半と後半ではまるで逆のことを言っている様ですが、要するに「極度な湿潤状態、乾燥状態を避けること」が大切なんですね。(爪にジェルが定着しずらい状態のわかりやすいイメージは、水に濡れたものにも、乾いた木の幹にもシールが貼り付かないイメージと近いかな。)

⒊ 爪の長さやカットスタイルが合っていない

3つ目の特徴は、爪の長さやカットスタイルが合っていない人です。
ジェルネイルの浮きやすさは、人により爪の長さや形も関係しています。

爪のカットスタイルにはスクエアオフ、ラウンド、オーバル等いくつか種類がありますが、あなたのネイルが浮きやすいときの形は何だったでしょうか?

「スクエアオフは浮きやすいけどオーバルだと浮かない」「ラウンドだと浮きやすいけどスクエアオフだともちが良い」など、形による個人差があるのです。
これは一人ひとりの生活スタイルに合わせてのご提案となるので、一概に〇〇の形にするとジェルのもちが良い!という訳ではありません。

ちなみに私のサロンでは、スクエアオフがもつ人もいれば、オーバルの方がもつ人、ショートネイルがもつ人もいれば、ロングネイルの方がもつ人も居ます。

あなたの担当ネイリストさんに「私はどんな形が良いのかな?」と、ぜひ相談してみてください。きっと親身に応えてくれるはずです。


いかがでしたか?心当たりはありましたか?
せっかく時間とお金をかけて素敵なネイルをしているのですから、次の付け替えまで綺麗に持続するように、日頃から意識してみましょう♩
「書いてあることを気をつけたのに、それでもどうしてもジェルネイルが浮いてしまう!」という方は、思い切ってネイルサロンを変えてみるのも一つの策です。

今後も、ネイルサロンのお客様や見てくださっている方のお役に立てる記事を書いていきますので、ネイルについて気になることや、「こんなことで悩んでいます」など、ぜひお気軽にコメントくださいね。

それでは、また!
(2024年3月24日rewrite)

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