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英で男女 ❝ステレオタイプ❞ 広告が禁止に 日本も広告に変化

イギリスでは今月から
ステレオタイプ=つまり固定観念に基づく
男女の役割を表現した広告が禁止されました。
「人の可能性を過小評価させる」
というのが理由です。
こうした広告をめぐる変化は、
日本でも広がっているようです。

女の赤ちゃんが
バレリーナを夢見るのに対して
男の赤ちゃんは数学者を夢見る・・・
これは、ベビー用品のCMです。

こちらの
スーパーマーケットのCMでは…

クリスマスの準備を全て請け負うお母さんと、
ほとんど何もしないお父さん…。
というシーンが描かれています。

いずれも過去にイギリスで
放送されたものですが、
このように男性はこう、女性はこう、
と決めつけるような広告は、
今後、放送できない可能性があります。

「スマホの小さな画面から、街角の大画面まで
 私たちは広告に囲まれて暮らしています。
 その広告に
ここイギリスで、
 新たなルールが適用されることになりました」


広告を規制する独立機関「ASA」が今月から
「有害な性別ステレオタイプ」を含む広告を
禁止したのです。

「自分の可能性や他人の可能性を
過少評価させるようなステレオタイプは
有害だと考えています」
「例えば家族が家の中を散らかしているのに、
女性だけが片づけるように描くものや、
オムツの広告で男性が自分の子供のオムツを
替えられないように描かれるものですね」

ASAは、さまざまなCMを
子供を含むさまざまな人々に見せて
反応を調べるなどし、
今回のルールを導入しました。

「女性が掃除をする、あるいは
男性が車の運転をするといったシーンを
ダメだと言っているわけではありません。
特定の役割が一方の性だけのものだと
強調されるようなことを
避けようとしているのです」



ジェンダー問題について
企業での研修や講演を行っている専門家は…。


では、どのような内容に
批判が集まるのでしょうか。


ステレオタイプ化した男女の表現など
社会の流れにマッチしない広告
批判が集まる中、
共感を呼んだ広告もあります。



2017年に放送された
結婚情報誌「ゼクシィ」のCMです。

キャッチコピーは

放送後、編集部には
「結婚情報誌でありながら
 結婚以外の幸せを肯定している」
など、
これまでの読者層となる女性だけでなく、
男性や結婚生活の長い人たちからも
反響があったといいます。

CMの狙いについて「ゼクシィ」の編集長は…。


また、価値観が多様化する中で
いま、こんな点に気をつけているそうです。



今後の広告のあり方について専門家は…。