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ネットバンクの不正送金が過去最悪に!

2023年第2四半期におけるオンラインバンキングの不正送金被害は、件数ベースで前四半期の約2.5倍に急増しました。この2023年第2四半期だけで直近1年間の被害を上回るなど、過去最悪の状況となっています。

参照:Security NEXT

■前四半期の2倍超

被害件数は個人と法人合わせて1,804件で、前四半期の674件に対して約2.5倍と急増しています。

被害額は19億9,300万円となり、前四半期の9億800万円からこちらも倍増しています。

2023年4月から6月だけで、2022年4月から2023年までの直近1年間に発生した1,696件を上回る被害が発生しています。
被害額についても、直近1年の22億9,300万円には及ばないものの、1四半期のみで20億近い被害が発生したことはこれまでに例がなく、過去最悪の状況となっています。


■被害の内訳

被害の内訳をみてみると、個人における被害が1,779件で、19億2,900万円と大半をしめています。
前四半期の661件から約2.7倍に増加しました。被害額も2.2倍に膨らんでおり、1件あたりの平均被害額は約108万円です。

法人における被害は25件と全体から見れば小さいものの、前四半期の13件からこちらも増加しています。
2020年第3四半期以降は一桁で推移していましたが、前四半期以降、増加が続いています。
被害額も4,800万円から6,400万円へと上昇しており、平均被害額は256万円でした。


なお、不正送金被害に対する金融機関の保証状況を見ると、同四半期に対応方針が決定した664件のうち、補償対象となったのは650件で、補償率は97.9%でした。


ネットバンキングが普及して、今や普段からネットバンキングを利用しているという人も多いと思います。
便利な反面、インターネットによる不正送金の被害件数、被害金額が増えているのも現状です。
いつも使っていると気が緩みがちになってしまいますが、普段から気を付けるように意識していきましょう!


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