ナコーン・ラーチャシーマー県 Nakhon Ratchasima タイ東北部
国内最大の面積を誇り、バンコクに次ぐ人口を抱える、東北部の玄関口。東北部の豊富な労働力がこの県に集中する。通称の「コラート」と呼ばれることがほとんど。
ナコーン・ラーチャシーマーと聞いて誰もが連想するのは、女傑「タオ・スラナーリー」。ラマ3世治世の1826年、街が当時タイの属国だったビエンチャン王国に攻め入れられた際、副国司プラヤー・スリヤデートの妻だった彼女が救った。敵の兵士を酒で酔わせて逆襲に出た妙案が、語り継がれている。
一般には本名の「ヤー・モー(モーおば)」で親しまれている。タオ・スラナーリーはラマ3世から下賜された欽錫名。「スラナーリー」は大学をはじめとする教育機関、主要道路、軍の部隊、各種催事、工業団地といった企業など、県内外のさまざまな名称に使われる。
人口:263万9,000人(2017年、内務省地方自治振興局)
面積:2万494平方キロメートル(エネルギー省)
人口259万8,600人の京都府ほど
面積1万5,279平方キロメートルで日本第2位の岩手県の1.3倍
距離:バンコクから259キロメートル(タイ道路協会)
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