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いつも外れる読みと、何もしない警官隊

 2010年4月10日、朝6時前に目を覚ます。3時間寝たかどうか。軍の突入なし。コラボ相手の読みは、またもや外れた。赤シャツ集会場の1日の始まりは掃除。バンコク都庁のゴミ収集車&掃除オバサン軍団がやってきてゴミを収集する。しかし赤シャツがあまりに汚すため、懲罰を兼ねてそのうち収集を中止。最後は大量のゴミが悪臭を放ち、赤シャツ自身が己のだらしなさに辟易していた。そんな中、僧侶が裸足で托鉢に来て回っているのも驚きだった。

 舞台裏のメディア控えの机にもたれるようにして、コラボ相手が徹夜で目を赤くして座っていた。
「さっきチャトゥポンがすがすがしい顔でやって来て、ナタウットが舞台で雑魚寝しているのを見て、急に不機嫌になった」
といって笑っていた。赤シャツリーダーの仲間割れが見て取れる。舞台では何やら、集会に5万バーツをカンパした日本人がいるとか何とか、司会者が話している。外国に長く住んでいると、その国について何でも知っていると勘違いし、政治に口出しする日本人が多くなってくる。

赤シャツ集会場の朝。僧侶が托鉢にやって来た

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