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ノンタブリー県(Nonthaburi) タイ中部

 バンコクの北隣、チャオプラヤー川を挟んで広がる県。焼き物などの民芸品で知られ、有名な寺院が多く点在することから、バンコク都民の日帰りの観光地となっている。

 チャオプラヤー川に浮かぶクレット島(コ・クレット)は、アユタヤ王朝の時代に掘られた運河によって人工的にできた島で、いわゆる中州ではない。水辺に沿って水上家屋が建ち並び、ボートから人々の生活ぶりを垣間見ることができる。日本人も多く訪れる。

 後のトンブリー王朝から現ラッタナーコーシン王朝初期のころにかけて、タイ中部に散らばっていたモン族がクレット島に集められた。今でもクレット島の住民の多くがモン族。

 モン族は、スコータイ王朝が成立する以前にドヴァーラーヴァディー文明を築いたタイの先住民族。しかしクレット島に住むモン族は、近代になって現在のミャンマー・モン州辺りから南下してきた民族で、系統は同しながらも先住民族とは別とみなされる。

人口: 123万人(2017年、内務省地方自治振興局)
面積:622平方キロメートル(エネルギー省)
   人口は125万人の岩手県ほど、面積は東京23区、シンガポールほど
距離:バンコクから20キロ(タイ道路協会)

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