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アーントーン県(Ang Thong) タイ中部

 隣県シンブリーと共に、アユタヤ時代はビルマの攻撃から首都を守る要衝として栄えた。タイ最大・最長(50メートル)の寝釈迦仏が横たわるワット・イントラプラムーン、「空飛ぶキツネ」と呼ばれるオオコウモリ(フルーツコウモリ)が住むワット・チャンターラームなど、小さい県ながらも見所が多い。人形、太鼓、レンガなど、民芸品・陶芸品の生産も盛ん。

 民芸品の中でも特に有名なのが、トゥコター・チャーワンと呼ばれる人形。1975年、シリキット王妃が洪水被害に遭った村を訪問、村人の収入の足しになればと人形作りを奨励したのがきっかけで、やがて県を代表する民芸品に成長した。どの人形も体長2~3センチ。小さなもので20~30バーツという安さ。

人口:28万1,000人(2017年、内務省地方自治振興局)
面積:968平方キロメートル(エネルギー省)
   日本最少の人口56万1,000人の鳥取県の半数ほど
   日本最小の面積1,876平方キロメートルの半分ほど
距離:バンコクから150キロ(タイ道路協会)

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