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ナラーティワート県(Narathiwat) タイ南部

 タイ最南端の県。バンコクからマレーシア国境のスンガイコロクまで1200キロを超える遠さ。県民のほとんどがマレー系ムスリムでマラユー語(マレー語の方言)を話し、貧しい人たちはタイ語を解さないことも。女性はバティックの民族衣装をまとい、隣国マレーシアをイメージさせる。

 国境地域はマレーシアとの貿易が盛ん。ガソリンや軽油などの密輸も多いという。タイ国籍であってもマレーシア側で働いていたり、子供をマレーシア側の学校に通わせていたりと、タイと縁が薄いことが多い。

 隣県のパタニーやヤラー同様、分離独立派のテロがひん発、特にバーチョ郡は同3県が接する地理的条件から、テロ実行犯の拠点とみられている。ナラーティワートという名は、ラマ5世によって命名され、「善人たちの地」を意味するという。

人口:80万2,500人(2017年、内務省地方自治振興局)
面積:4,475平方キロメートル(エネルギー省)
   人口81万1,000人および面積4,465平方キロメートルの山梨県ほど
距離:バンコクから1149キロ(タイ道路協会)

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