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チェンマイ県(Chiang Mai) タイ北部

 タイ第2の都市と評されるチェンマイだが、人口としては東北部のナコンラチャシマ県、ウボンラチャタニ県、コンケン県に次ぐ第5位にとどまる。面積としてはナコーン・ラーチャシーマー(コラート)県に次いで第2位。

 250年に満たない現王朝のバンコクと比較して、700年以上の歴史を持つチェンマイは、「歴史の都」としてタイ人にも外国人にも親しまれる。寺院や仏像など、タイで一般的なスコータイ、アユッタヤー(アユタヤ)、(現王朝の)ラッタナーコーシン様式とは違った雰囲気を持つラーンナー様式も人気の一つ。

 隣県のチェンラーイやメーホーンソーン同様、色鮮やかな民族服の山岳民族は、一昔前までは外国人旅行者に有名で、地元タイ人は見下す傾向にあったが、最近はそのような差別もだいぶなくなったようだ。観光用に造られた山岳民族村は、山奥の不便な場所にあるにも関わらず、国内外の旅行者で常に賑わっている。

 山岳民族=アヘンというイメージをもつが、軍による掃討作戦でタイ国内でのケシ栽培は根絶やしされたといわれる。しかし、山岳民族が観光客向けに栽培する光景をみかけることはあり、捕まる心配は別として吸引も可能なようだ。

人口:174万7,000人(2017年、内務省地方自治振興局)
面積:2万107平方キロメートル(エネルギー省)
   人口176万6,000人の熊本県ほど、日本第2位で1万5,279平方キロメートルの岩手県以上
距離:バンコクから696キロ(タイ道路協会)

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