シーロム交差点にバリケード、BTS駅に爆弾撃ち込み

 900人近い死傷者を出した4月10日の騒ぎとソンクラーンでのお遊びの後、軍や警察による強制排除の可能性が一気に高まってきた。赤シャツは政府の妥協を期待しつつバンコク都内各地の封鎖を続けると同時に、強制排除も想定して封鎖区域の死守に乗り出した。

 特にメインの集会場となるラーチャプラソン交差点では、南にシーロム通りまで延びるラーチャダムリ通りの全域を占領してシーロム交差点に古タイヤや竹ヤリによるバリケードを造成。同様にプルンジット通り、ラマ1世通り、ラーチャプラーロップ通りにもバリケードを築き、ラーチャプラソン交差点を中心として南北東西に延びる全ての道路を封鎖し、一大要塞とした。ただこのバリケード、大勢の赤シャツが上に乗って騒ぎ立てるためすぐに崩れてしまい、数日置きの組み直しを必要としていた。

 「治安部隊の連中を惑わせるため、赤を脱いでほかの色の服を着ろ」。
赤シャツリーダーはこのころ、赤シャツメンバーにそんな指示を出していた。各地の集会場では4月中旬になると、みんな好き勝手な色の服を着ており、赤一色ではなくなっていた。ただ、服を着替えただけでごまかすことなどできないのは当然で、赤シャツの雰囲気を常に醸し出していた。そもそも赤シャツでなければ集会に参加していないのだ。

パッポーン通りを警戒する陸軍兵士とお客皆無で暇を持て余すゴーゴーバーの踊り子

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